「世界7不思議」の1つであるギザの大ピラミッド。表の歴史では、エジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2560年頃に建築されたと考えられているが、異論も多く存在しており、最も衝撃的なのが宇宙人が建造したという説だ。
古代エジプト文明の謎
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実は、宇宙考古学の観点からすれば、宇宙人の介入なくしてピラミッドの建設は不可能とさえ言われている。たとえば、世界的宇宙考古学者であるジョルジョ・ツォカロス氏は、UFO研究サイト「Legendary Times.
com」のインタビューで、古代エジプト文明について次のように語っている。「シュメール文明とエジプト文明を考えて見て下さい。どちらも類を見ないほど高度に発達した文明です。これらの文明以前、人類は洞窟に暮らしていたんですよ」「どちらの文明にも、技術面での進化の痕跡がありません。つまり、基礎的な段階から洗練された形へ発展していったわけではないのです。あたかも最初から全てを知っていたかのように、洗練された技術が突然出現したのです」(ツォカロス氏)
ピラミッドの成立は紀元前1万頃?!
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洗練された技術は宇宙人にしか実現できないというのだ。人類史を大きく覆す可能性を秘めた大胆な説だが、この度、さらなる驚愕の新説が飛び出してきた。なんと、ピラミッドの成立は紀元前1万頃だというのだ!映画『紀元前1万年』で描かれたように、その頃はまだ人類がマンモスを狩猟していた時代だ。日本では縄文時代の早期にあたる。もちろん、古代エジプト文明もまだ存在しない。もし、この時代にピラミッドが存在したとすれば、人類ではない高度な知的生命体が建設したと考える他ないだろう。
宇宙人建造説を裏付ける証拠は?
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宇宙人が建造したのではないかと思われる証拠は全部で3つある。まず1つ目は、ギザの大ピラミッドが真っ直ぐに北極点に面していること。コンパス無しに正確な方位を知ることは、いくら天文学に長けていた古代エジプト人でも不可能だという。
2つ目は、夏至の日にギザの大ピラミッドと隣接するピラミッドとの真ん中に太陽が昇ること。これを実現するためには、高度な天文学の知識と暦の技術が必要であるが、古代エジプト人が自分たちでそれを見つけたとは考え難いというわけだ。
3つ目は、「3大ピラミッド」の配置である。ちょうど3つのピラミッドの真上に、オリオンのベルト(オリオン座の3つの星、アルニタク・アルニラム、ミンタカ)があったのは紀元前1万500年のことだという。これを偶然とみることもできるが、日本神話においても、オリオンのベルトはそれぞれ表筒男命、中筒男命、底筒男命という神と見られており、極めて重要な星とされてきたことから、超自然的な意図が働いたと考えることもできるだろう。
まとめ
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これらの宇宙人が建造したのではないかといわれる証拠を3つ挙げたが、仮説はあくまで仮説。これ以外にも世界では様々な仮説が飛び交っている。いつの時代に限らず、ピラミッドは今後も人々の知的好奇心を刺激する謎として君臨し続けることだろう。