プーチン大統領が7月31日、北西部サンクトペテルブルクで「ロシア海軍の日」を記念する軍事パレードを視察し、演説で北方領土周辺の海域を「あらゆる手段で防衛する」と主張しました。これに対して、木原誠二官房副長官は8月1日の記者会見で回答しました。
プーチン大統領『我々はロシアの国益上の領域を明確に示した。それはバルト海や(北方領土など)クリル諸島周辺海域だ。あらゆる手段を使って確実に防衛する』
パレードに先立ちプーチン大統領は、海の安全保障の指針を決める文書「海洋ドクトリン」の改訂版を承認する大統領令に署名し、ウクライナ南部の黒海のほか、北方領土を含む島々の周辺海域が戦略的に重要だと強調しました。
これに対し、木原誠二官房副長官は8月1日の記者会見で「大統領の発言のいちいちについてコメントすることは差し控える」と述べました。その上で、「わが国周辺におけるロシア軍の動向は日頃から注視しており、情報収集を行うとともに、必要に応じてロシア側にわが国の立場を申し入れてきている」と説明。
このニュースを見たネット民たちは木原官房副長官のコメントに失望しています。
領土問題は慎重に扱うことも分かりますが、もう少し強気の態度を見せてほしいものです。
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