ヒップアップ
女性なら誰でもぷりっとしたお尻に憧れるものです。
しっかりと持ち上がった弾力のあるお尻を作るのは大変です。
油断してしまうと、お尻にお肉がつき、さらに垂れてしまいます。
ヒップアップは厳しいトレーニングが必要だと思っている人も多いでしょう。
しかし、ヒップアップは意外と簡単です。
自宅でのトレーニングで十分にヒップアップ効果が得られます。
そこで今回はヒップアップに効果的な筋トレをご紹介します。
たるんだお尻のヒップアップ
お尻はなぜたるんでしまうのでしょうか?
特に年齢とともにお尻がたるんでしまうと、お悩みの女性も多いでしょう。
THE BODY RIDEのパーソナルトレーナーである尾形愛さんは、こう説明します。
尾形:お尻の筋肉は、日常生活の中であまり使う機会がないため、年齢とともにだんだん筋力が低下していきます。また、普段からヒールの高い靴を履いている女性は、重心が前側になることが多いため、歩くときに後ろ側の筋肉を使わなくなり、お尻がたるみやすくなります。
ヒップアップで鍛える部位
ヒップアップを叶えるためには、どの部位を鍛えれば良いのでしょうか?
ただ単にお尻の筋肉を使うトレーニングをしても効果は得られません。
お尻をぐっと持ち上げるためには、鍛えるべき部位があるのです。
先述の尾形さんに聞いてみました。
尾形:ヒップアップを目指すには、お尻の筋肉(大臀筋と中臀筋)を鍛えと同時に、太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)を鍛えることも重要です。お尻と太ももの境目がきちんと分かれていないと、ラインがなだらかにつながって、お尻が垂れているように見えてしまいます。必ずお尻とセットでもも裏も鍛えるようにしましょう。point 299 | 1
ヒップアップトレーニング
それでは実際のヒップアップトレーニングの方法についてご紹介します。
家で出来る効果的な方法を2つ、尾形さんに用意してもらいました。
スプリットスクワット
(1)脚を前後に開き、胸の前で腕を組みます。上半身はやや前傾にしてください
(2)お尻を後ろに突き出すようにしながら、前側のひざが90度になるまで腰を下ろし、また立ち上がります
スプリットスクワットのポイントについても説明してもらいました。
尾形:立ち上がったときに、後ろ側の脚を伸ばしきってしまうと、負荷が逃げてしまいます。やや曲げた状態をキープして、ギリギリの所で止めましょう。10~15回を3セット、左右交互に行います。
ヒップリフト
(1)仰向けに寝て脚を折り曲げ、かかとをそろえてつま先を少し上げます
(2)つま先を上げたまま、ゆっくりとお尻を上に上げていきます。膝から肩までが一直線になる所で3秒ほどキープしてから、お尻をゆっくり元の位置に戻しましょう
ヒップリフトのポイントについても説明してもらいました。
尾形:ポイントは、お尻を上げて3秒キープするときに、呼吸を止めないことです。キープしているときに息を吐いて、吸いながらお尻を元の位置に戻します。腰痛などがある場合は、無理をしないようにしましょう。15~20回を3セット行います。
ヒップアップまとめ
いかがでしたか?
お尻のたるみが悩みだったけど、どうすれば良いか分からなかった方、また厳しいトレーニングが必要だと思っていた方もいたでしょう。
でも意外にも簡単で手軽にヒップアップができるのです。
年齢とともに垂れてしまいがちなヒップですが、毎日コツコツとトレーニングを続けて、ヒップアップしましょう。
ただし、今まで運動をしていなかった人が急にやると体に負担がかかってしまいます。
最初からやる気になって頑張りたくなりますが、少しずつ始めましょう。
やり過ぎて3日坊主になっては意味がありません。
最初は控えめに始め、出来る範囲でトレーニングの量を増やしていきましょう。
ダイエットもそうですが、トレーニングは毎日コツコツ続けることが最も大切です。
自分のペースで、長く続けられるようにバランスを取りましょう。