19日午後9時45分ごろ、川崎市幸区古市場の多摩川大橋近くにいた少年(16)から、
「一緒にいた友人が橋から川に落ちて浮いてこない」と119番がありました。
神奈川県警幸署によりますと、約1時間半後に高校1年太田羅月さん(16)=同市川崎区=が川底で見つかり、
搬送先の病院で死亡が確認されたとしています。
死亡した男子高校生の太田さんは、多摩川の河川敷で友人と一緒に、
音楽のラップのテクニックを競う「ラップバトル」をして遊んでいたことが明らかになっており、
川に飛び込む罰ゲームとして高さ約5メートルの橋脚によじ登り、川に飛び込んだといいます。
その後、水面に上がってこなかったため、友人が警察に通報しました。
また、今月18日にも、このグループの別の少年(16)が川に飛び込んでいたとの情報があり、
同署が少年5人から事情を聴くなどし、詳しい状況を調べているとのことです。
近所の人は取材に応じており、
「ラップ系の音楽かけて、橋の下で踊ったりはよくあった」と話しています。
罰ゲームの要因になった「ラップバトル」は、
音楽に合わせて即興で同じ母音を重ねる「韻を踏む」という技術などを競い合うもので、
若者を中心に人気を集めているそうです。
この一連の報道を受け、ネット上ではこんな意見が寄せられています。
「いじめじゃなく、本当に罰ゲームだったとしても、夏ならばともかく、この時期の川に飛び込むのは無謀すぎる。」
「新年間近の12月下旬、多摩川で韻を踏む。
お題はクリスマスや正月、初詣などの旬なものだったのでしょうか。
極寒の中、寒いラップをしていたと思う不憫です。」
「本当に死亡した男子生徒が自ら「自分の意思で」服を脱いで
飛び込んだの?そうだとしたら誰も止めなかったの?今12月だけど。。。」
などのコメントが寄せられていました。