三重県松阪市内の商店街で、歩道にはみ出した看板やのぼりの土台などを撤去して回っているという「正論おじさん」が話題となっていますが、商店街の歩道に置かれた備品を店員に許可も取らず壊したり、撤去したりと過激な行動を繰り返し、賛否両論が相次いでいます。
三重県の「正論おじさん」が話題に
三重県の商店街のお店に現れる「正論おじさん」。男性はこの4カ月、毎日商店街に現れ、歩道に置かれた店の物を無断で撤去。店員に注意されているにもかかわらず、店の物を足で蹴飛ばしたり、店内で怒鳴り散らすなどしているようです。男性はミリ単位で位置にこだわり、はみ出した店の物を撤去するといい、ある店では売り上げが激減。常連客に迷惑をかけてしまうこともあり休業したそうです。歩道に看板が出ているという光景は商店街ではよく見られることですが「正論おじさん」の行動によりこの商店街は今では誰も敷地から看板をはみ出させることがなくなったとのこと。point 343 | 1
「正論おじさん」が過激な行動を繰り返す理由
この件がワイドショー番組「羽鳥慎一モーニングショー」に取り上げられた際、男性に直撃取材しています。「正論おじさん」が看板を撤去する理由について「当たり前でしょう。年寄りがけがするからでしょう」と回答。また、「歩道に物を置くことは悪いことでしょう。だから引っ込めるのは当たり前じゃない」と言い、商店街の現状については「全部だめだね。商売の気力がない」とバッサリ。これには記者が「盛り上げるために看板やのぼりを出しているのでは?」と質問すると、「それを出したからって盛り上がるとか盛り上がらないとか、それは方便」と答え、「年寄りは道路がきれいになって喜んでいる」と主張しています。point 367 | 1
「正論おじさん」を擁護する声も?
このような「正論おじさん」の過激な行動に「クレーマーより怖いわ。ただの営業妨害」「正義感の暴走怖すぎる」「確かに正論だけど正論振りかざして人に迷惑かけてるの自分の方じゃん」と、視聴者からは批判の声が殺到。しかし、その一方で「やりすぎ感はあるけど正論じゃないの」「道路に私物の看板置いてるんだったら注意されても当然」「私も公道にのぼりや看板置いてる店嫌い」などと男性の言い分を認める声が上がっています。point 278 | 1
このようなトラブルは誰が正しく、誰が間違っているのか、ということが論点ではなく、店側も利用客側もお互いが納得ができる環境づくりが大切なのではないか?と思わされます。これ以上のトラブルを防ぐためにも、行政側で明確なルールを作ることも重要なのでは?と考える次第です。
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