着物に詳しくない人でもはじめて購入するときにきちとよいものを購入することができます。
まず知っておくことは、着物を誂えるには早くても半年ほどかかると思っておくことが大切です。着物は基本的に誂えるのが原則です。着る人の好みや寸法などに合わせて生地を染め上げていきます。なので、着物を着たい日から逆算して半年ほど前から取り掛からなければいけないです。
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もし来週着たい、来月着たいというときなどはすでに出来上がっている既製品を利用することになります。ただし、既製品を購入するときにはあらかじめ理解してから購入するようにしましょう。まず、既製品のメリットは時間がなくてもすぐに利用することができるというところです。
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デメリットとして柄はいいけど色が気に入らないという場合や色はいいけど柄が合わないといった品物などもあります。また、着物は気に入っているのに寸法が合わないので縫い目で柄が合わないとなる場合があることを理解して購入することを決めましょう。
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着物を購入するときには着たい季節がいつなのか決めておくといいです。着物は春夏秋冬それぞれの季節によって柄や素材、 仕立て方があります。春と秋のものなら仕立てはどちらも単衣で作りますが、選ぶ柄はそれぞれの季節にあった柄を選びます。夏と冬は柄だけでなく生地の素材から仕立てまでほとんどが違います。仕立ては10月から5月に着る裏地を付けたものを袷、6月と9月に着る裏地を付けずに仕立てたものを単衣、7月と8月の盛夏に着る透ける素材の薄物です。
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何の目的で着物を着て出かけるのかを決めておくことも大切です。お茶会や観劇、デート、旅行、ショッピングなど目的が違うと着る着物の種類も違ってきます。なので着物のTPOをきちんと把握して選ぶように気をつけましょう。ほかにも、結婚式に出席するときには新郎新婦の身内なのか、友人なのかなどによって着る着物は違ってきます。相手がある場合は相手の失礼にならないように意識して選ぶことが大切です。
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それに自分好みの柄や色をあらかじめ決めておくといいです。自分が着る着物なので雑誌やカタログなどを読んである程度考えておくとスムーズに購入することができます。はじめて購入するときにはわからないことがいろいろとあって迷ってしまいますが、あらかじめ知っておくといいことを調べておくことで自分好みで相手に失礼のないもの、よい品物を購入することができるようになります。