ロシア政治が専門の国際政治学者で、筑波大教授の中村逸郎氏が、ロシアのウクライナ侵攻について言及したのでした。
中村教授は北方領土問題について「ロシアは崩壊寸前。北方領土返還が今がチャンス。十分に可能性がある」と言及しました。
中村教授の北方領土返還に向けたシナリオとしては、『(1)経済制裁の影響でロシアがデフォルトに陥って経済が壊滅、(2)食料などが届かなくなるなど北方領土に住むロシアの人の生活が崩壊、(3)日本は「島民への人道支援」を名目に北方領土に介入。島民は日本の支援なしでは生活できない状況に。(4)ロシア離れを起こした北方領土島民が独立を宣言して日本が受け入れる』という内容でした。point 241 | 1
中村教授は「経済が落ち込んで、最初に切られるのは北方領土の人たち」と断言しており、その理由についても「北方領土の人たちの日常品はウラジオストクから海で運ばれるんですが、船舶の会社が経済制裁を受けて破綻寸前なんですね。ですから、ウラジオストクから日常品が北方領土入っていかないという現実が迫ってるんです」と解説したのでした。point 217 | 1
「そうなると北方領土の人たちは生活できないわけで、すぐそこにある北海道に支援を求めてくる可能性が高いわけです」と説明し、北方領土返還の現実味を話したのでした。
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