柴崎岳といえば、青森山田高校で頭角を現し、高校二年生の時点でJリーグのトップクラブである鹿島アントラーズへの入団が内定するなど群を抜いた存在として知られていました。青森山田高校はスポーツ名門校で県外の出身者がほとんどでしたが、チームの中心である柴崎岳が地元青森の出身だったため期待を一身に背負っていたのです。
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プロ入り後は着実に実力を伸ばし、自身の特徴だった視野の広さとパスセンスに加えて前への推進力とシュート力を磨き、鹿島アントラーズのJリーグ優勝や天皇杯優勝に大きく貢献します。一方で、海外に移籍することを目標としていたもののなかなか良いオファーが届かずキャリアが停滞気味でした。しかし、Jリーグ王者として出場したクラブワールドカップにおいて決勝戦で欧州王者のレアルマドリード相手に二点のゴールを決めるという大活躍がスペインクラブの目にとまり、2部だったテネリフェに移籍します。point 308 | 1
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移籍当初はスペインへの適応に悩んだものの、チームを昇格プレーオフ決勝まで導きました。結局この試合は敗れましたが、翌シーズンはその対戦相手で1部に昇格したヘタフェに移籍し、背番号10番を背負ってスタメン出場を続けるなど確固たる地位を得ていました。さらに、第四節のバルセロナ戦ではボレーシュートでスーパーゴールを決めるなど大活躍をしていたのです。
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しかし、そのスーパーゴールを決めたバルセロナ戦で柴崎岳は左足第5中足骨に亀裂を負うという大怪我をしてしまったのです。もともとヘタフェのホームスタジアムは芝の状態が悪く、選手が足を取られやすいコンディションだったのです。実際に、この試合では柴崎岳のほかに相手選手も左大腿部の腱を断裂するという大怪我を負っています。
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そして、気になる柴崎岳の負傷状態ですが、現地報道では負傷直後は全治一ヶ月という説や全治二ヶ月という説があり情報が錯綜していましたが、事実として確かなことは左足中足骨の手術を受けたということです。完治までおよそ二ヶ月かかるという話が現実的な線であり、そこからトレーニングを再開してコンディションを挙げなければならないことを考えると復帰時期として現実的なのは2017年の12月になりそうです。
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2018年にはロシアワールドカップを控えていて、日本代表にとっても貴重な戦力として期待されているのが柴崎岳選手です。焦って再び怪我をすることがないよう、慎重に復帰時期を見極めるべきだと言えます。