岸田総理は、きょうの所信表明演説で、新型コロナウイルス対策における屋外のマスク着用は原則不要だと改めて強調しました。
政府は今年5月、夏の熱中症対策を念頭に、屋内外でマスク着用の必要がない場面をまとめて公表し、屋外については人との距離が確保できるか、会話がほぼない場合は「必要なし」としたが、分かりづらさから社会的に浸透せず、今も多くの人が屋外でもマスクを着け続けています。
今回の首相の演説は「屋外で外す」ことの浸透を狙ったものだが、「近くで会話をしない限り」と留保付きの表現となりました。首相周辺は「本当はもっと踏み込みたかったが、インフルエンザが大流行しかねないと有識者に止められた」と説明。同時流行への警戒から言い切ることも難しく、メッセージの出し方に苦悩している状況のようです。
海外で「ノーマスク」の国が増え、国内でも「いつになったら外せるのか」との声が強まっています。
このニュースについてネット上では、「外で不要なのは当たり前!屋内不要をさっさと発表しろよ!」「付けたり外したり面倒だし付けてるわ」などとコメントが寄せられていました。
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