海外旅行の際に、気になるポイントのひとつが物価です。旅先を決める基準にしたり、滞在中のスケジュールを組む参考にしたりなど、旅においてとても重要です。たとえばドバイは、お金持ちの住む国としてよく知られていますが、物価も果たしてお金持ち基準なのでしょうか。ドバイを旅行するなら知っておきたい、実際の物価はどのくらいなのかを紹介します。日本の物価とどのくらい差があるのか、どこが違うのか、比べてみてください。
観光関係の物価は高い
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ドバイには、ホステルや安宿などがほとんどありません。1泊1万円程度の予算だと、ビジネスホテルレベルの宿泊先がマッチします。5つ星ホテルも街のあちこちにありますが、1泊3万円は下りません。民泊も総じて高いので、貧乏旅行をしている人が避ける傾向にある旅先です。ドバイでの消費は無税(TAXFREE)ですが、ホテルの宿泊には10%の宿泊税と、10%のサービス税が一律でホテルより徴収されます。どうしても宿泊費を抑えたいのであれば、街の中心部から少し距離をおいた場所を選ぶとよいでしょう。
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観光地の入場料やアクティビティにかかる料金も、高くつきやすい傾向にあります。あらかじめ、そのことを加味してからスケジュールをたてるのがおすすめです。
エリアで分けると、ディラなどのシティエリアは物価が安めですが、逆にダウンタウンやマリーナエリアは高めです。レストランで外食する場合もそうです。街の中心部や観光地の集まるエリアは物価が高くなる傾向にあります。
観光の足となるメトロ(地下鉄)の運賃は安く、移動に便利です。ドバイ観光にはメトロを有効活用しましょう。タクシーの初乗り料金も日本より安いです。車社会のドバイを観光するうえで、重宝します。タクシー配車アプリ「Uber」を使えばもっと便利になりますよ。
ドバイで購入するとお得なもの
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観光関連の物価が高くつきやすいものの、逆に、ドバイで購入すれば日本よりもお得なものもあります。イスラム教徒が多いドバイでは、その教えに則って、人の生命にかかわるもの、いわゆる生活必需品は安い傾向があります。一定以上、値段を上げないことになっているのです。たとえば砂漠の国・ドバイ観光に必要不可欠な飲料水は、日本の半額以下で買えることもあります。また、ドバイ近郊の海で獲った魚介類も安いです。そのほか、野菜や肉をはじめ、アラブ首長国連邦で生産されたものは安いです。
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南国らしいマンゴーやパパイヤ、ナツメヤシなどの果物も、新鮮かつ安く手に入ります。アラビア料理を作るのに欠かせないナッツ・スパイス類も、日本で購入するよりもお手頃です。チョコレートは、幅広い価格帯のものが販売されており、渡す相手や予算にあわせて選びやすいのでお土産におすすめです。スーパーで売っているデーツのチョコレートは、ドバイらしい高級感のあるパッケージながら価格が安く、ちゃんとしたお土産になります。物価の高さ・安さを見極めて、お土産を選ぶのがコツです。ただ、他国から輸入したものやオーガニックのものは手が付けられないほどに高いことがあります。外国の酒類も高くつきやすい傾向にあるので、スーパーでの購入に加えレストランでの注文も気を付けましょう。
まとめ
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ドバイでは、対象物によって物価に大きく差があります。この特徴を理解しておけば、賢くお得に観光できます。また、ドバイは日本と違い消費税や所得税、法人税が課せられない国です。ドバイの街じゅうがTAX FREEなのです。消費税がかからないぶん高額な買い物をするたびにお得になるというメリットがあります。免税手続きも必要ないので、お買い物が好きな人にはぴったりの国といえます。リッチで非日常な体験をしてみたいという人は、次の旅先に検討してみては?