韓国の文在寅大統領は、9月1日から東南アジアを訪問するのを前に、タイ地元紙の書面インタビューで日本の輸出管理厳格化を改めて強く批判しました。
さらに、東南アジア諸国連合(ASEAN)に対し、対話に向けた後押しを求める考えも示したことが明らかになっています。
タイの英字紙バンコク・ポストは30日、9月1日からタイを訪問する文大統領の書面インタビューを掲載しました。
文大統領はその中で、対立が深まる日韓関係にも触れ、タイなど10カ国が加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)に対し、問題解決に向けた協力を求めました。
文大統領は、日本政府が輸出手続き簡略化の優遇措置の対象国から韓国を除外する政令を施行したことなどについて、
「日本が歴史問題と関連して韓国に不当な経済的報復措置をとったこと」を憂慮しているとし、
今回の措置は韓国だけでなく、世界経済にも否定的な影響を与えると強く主張しています。
そのうえで、韓国政府は対話を通じて外交的にこの問題を解決しようとしていると主張。
経済協力は歴史問題とは別個のものとして維持しなければならないもので、対抗措置の応酬は望ましくないとし、
「日本が対話と協力の場に出てくれば、喜んで協力をする」と言及していたことが明らかになりました。
さらに、日本が対話と外交的な協議の道に出てこられるように、日韓双方と近い関係にあるASEANが「力を合わせてほしい」と協力を求め、対話姿勢もアピールしました。
この問題を受け、ネット上からはこんな意見が寄せられています。
「日本としては、今回のように正式な国家間の文書による合意ですら覆すと断言した相手と対峙することの危険性をASEAN首脳に説くべきであろう。」
「外交と経済の天才ことムンくんは、外交と経済を本当に崩壊まで持っていってくれそうですね。応援してます!」
「一度反省したからといってそれで終わりではないとベトナムでも言えば良い。
ライダイハン被害者はきっと喜ぶでしょう。」