多くの人が小さいとき、”見てる人は見てる。だから正しいことをしなきゃいけないよ。”と教えられたと思いますが、それを実感したことのある人はなかなか多くないかもしれません。しかし、現在ネットで話題になっているのは、誠実に頑張ったある学生に訪れた”映画のような物語”です。
この物語の主役となったのは、米国テキサス州ガルヴェストンのアドリアナ・エドワーズさん。彼女は日本にもある、ファミリーレストランの「デニーズ」でアルバイトをしながら大学に通う頑張り屋の女の子です。彼女は学業の傍ら、自分で車を買うためにデニーズでのアルバイトでお金をためていました。point 202 | 1
アルバイトでお金を貯めるというのはよくあることですが、しかし、このデニーズはなんと彼女の自宅から往復22.point 111 |
5キロメートルもあるのです。彼女はこの距離を、毎日のように4時間半~5時間かけて往復し、朝食を担当する日はまだ暗い夜明けの中を歩き、ディナーを担当する日は危険な夜道何時間も歩いて帰宅していました。point 98 | 1
便利な日本に住んでる私達にはいささか想像しがたい距離ですが、そんな疲れの中でも彼女は、いったんデニーズの制服に着替えると、一生懸命接客を行い、彼女の親切で丁寧な接客には、店長などからだけでんかう、顧客からも人気があったといいます。
そんな一生懸命な彼女にある日、驚きの出来事が起きます。
それは、以前から店にたびたび訪れていた夫婦が、彼女にニッサンの2011年式小型乗用車『セントラ(SENTRA)』をプレゼントしたのです!!彼らは、いつも親切に丁寧に接客してくれるアドリアナさんの大ファンだったといいます。
ある日、彼女が何時間もかけてバイトに通っていると知った彼らは、「これで少しでも楽で安全になるように。お返しは一切要らないから」と突然車のキーをプレゼントしてくれたのだとか。
この映画のような出来事に、アドリアナさんは「いまだに信じられません」と話しましたが、プレゼントした夫婦はメディアの取材に「彼女が善良で親切な人だからです」と話したそうです。
アドリアナさんは「今では通勤時間が30分に短縮されました」と話し、前よりも勉学に時間がさけているのだとか。”見てる人は見てる”。とっても素敵なお話ですね。