4月ごろから一部地域で高齢者を優先に接種が開始された新型コロナワクチン。新型コロナワクチンは計2回接種しなければいけないのですが、実は2回目の接種後に副反応が出やすいということがわかっています。
まず、なぜ新型コロナワクチンは2回も接種しなければいけないのでしょうか?その理由について専門家は、「一度の接種では次第に予防効果が落ちていってしまう」と話します。
コロナワクチンの効果について調べた研究によると、1回目を打った約2週間後から予防効果が出始め、5週目に予防効果がピークに達するそう。しかし、そのまま2回目を接種しないでいると6週目から予防効果が落ち始めるといいます。
一方で6週目までに2回目のワクチンを接種することで、予防効果が高まり、その効果は4か月以上持続することが明らかになりました。また、2回目の接種時期は1回目の3週間後に打つのが標準となっています。
さらに、ワクチン接種時に注意しなければいけないのが接種後の副反応。この副反応には、個人差があるものの1回目より2回目のほうが副反応が出やすいとされています。
人の免疫は1回目のワクチン接種で、異物を認識するも4、5週間が経過すると忘れはじめるといいます。忘れ始めたころに2回目の接種をすると、1回目よりも強く反応し、発熱などの副反応を引き起こしやすくなるのだそう。
副反応で発熱した場合の対処法としては、市販の解熱剤と飲みながら安静にするのが良いとされています。だいたい24時間ぐらいで熱は自然に下がるといいます。
しかし、24時間が経っても熱が下がらない場合には、必ず病院を受診する必要があります。