ボブの髪にコテを当てるときは、首が火傷しないように衿足を避ける必要があります。跳ねや内側へのワンカールは毛先の近くでカールさせることが多く、工夫のしがいがあります。
簡単にカールを作れるボブスタイル
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ボブはアレンジのパターンが豊富であるメリットを持ち、ヘアスタイルを変えることに楽しみを見出す飽き性に向いた髪型です。ボブの丸っこいスタイリングは、丸顔の可愛らしさを引き出します。長髪からボブに移行すると、軽くなった毛先が跳ねやすい、首筋の生え際が短いためコテを使うと首を火傷しそうで怖い、といった意見が挙がります。ボブの髪の毛にコテを当ててカールさせる場合、衿足近くは避けましょう。霧吹きで毛根に水をかけ、前髪やサイド、トップを立ち上げるためにハンドブローをします。サイドの髪を3段ほどに分けて留めて、1段ずつコテをスライドさせます。中間辺りで内側へ90度回転させると、巻きにくい後ろ髪も同様に内巻きができます。内側から3本の指先でつまめるひと束を引き出して、中間あるいは根元をコテで挟みます。後ろへ90度回転させたまま滑らせると外跳ねになり、他の方向へも強めの跳ねを作れます。スタイリング剤を付けて毛先を揉めばカールが長持ちし、ツヤ感が出ます。
10分程度で完成する、立体感溢れるワンカール
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ボブのワンカールは、3重のワンカールを作れます。最初は挟むようにして、髪全体の毛先にワンカールを付けていきます。次は頭のてっぺんとサイドの間、鉢巻を巻く部分のハチを少し上に上げた状態で巻きます。下のワンカールと上のワンカールに差が出て立体的になり、正面から見るとボリュームを増しています。最後に左右と後ろ、それぞれの表面から1cmを取り上げてワンカールさせてほぐすと、柔らかさのある3重のワンカールが出来上がります。内側のもみあげ辺りから好きな量を手に取って外跳ねにワンカール、耳の後ろもワンカールさせて再度ほぐすと、外跳ねと絶妙にぶつかり合ったワンカールになります。
特徴的な前髪にできるハーフアップ
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前髪を大きくアレンジできるハーフアップは、特別感のある女性らしさを表現します。空気感ある雰囲気を出すには9対1に分けた前髪、前髪の右側とサイド、衿足を後方へ根元からねじります。両側を1つにまとめてトップを軽く引き出すと、空気を含んだ柔らかさが演出されます。色々な方向に跳ねたサイドを生かすには、最初に前髪をセンターで分けておでこを出し、櫛を使って分け目をジグザグに整えます。こめかみよりも上にある髪を左右2つに分けて片方ずつ後方へ内側にねじり、毛先をつむじの下で留めるとラフ感のあるハーフアップが完成します。
シンプルなワンカールのポイント
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前髪のあるシンプルなワンカールボブは、最初に全体の毛先を7つほどに分けます。ひと束ずつ毛先から8cm辺りをコテで巻いてカールを付け、最後に前髪を巻きます。分け目がない場合は、全体の毛先5cm辺りをカールさせましょう。斜めに流す前髪ならばコテを斜めに構え、目尻が長くなるように巻きます。ワックスを毛先に揉むと完成します。ワンカールを作った後に髪の表面を少量取り、左右に軽く巻くと揺れ動きやすくなってエアリー感が増します。
まとめ
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アレンジ方法豊富なボブは大胆な髪型を作れる他、毛先の跳ねやカールを調節するだけで雰囲気を変えることができます。内側へ軽く丸めるワンカールは一手間加えると奥深い立体感が表現され、無造作が似合うボブは面白さを秘めています。