花のズボラ飯は、旦那さんが単身赴任をしているのをいいことにズボラなごはんを作って楽しむ主婦が主人公の漫画です。
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ほんわかとしたイラストが特徴の漫画で、現在は完結しています。タイトルを聞いたことがあるという人も多く、ドラマ化されたことでさらに知名度を伸ばしました。
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花のズボラ飯が人気の理由としては主に3つあります。まず1つめが、ズボラ飯のレシピは実際に作ってもかなり簡単で美味しいということです。花のズボラ飯のレシピは本当に手軽に作れるものばかりで、例えば包丁を使わないもの、チンだけで完成するものなど、これまでの簡単ごはんのレベルよりもさらにお手軽に作れます。基本的に5分以内に完成するものしかないので、お仕事で疲れている時や忙しい時にもサッと作れます。クックパッドなどのお料理サイトにもたくさん掲載されており、もともと花のズボラ飯を知らない人もそこをきっかけに興味を持っていたりします。最近は時代的にはお惣菜が売れる時代ですが、こんなに簡単なら作ってみようかな、と思えるお料理がたくさんです。
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次に2つ目が、ストーリーそのものが面白いところです。こういったお料理漫画はお料理にはこだわっていても、ストーリーはおまけのような感じだったりしますが花のズボラ飯はストーリーも楽しめるので続きが気になります。主人公の花ちゃんと姿を現さない旦那さんのゴロさんのあんまり会えないけどラブラブな関係は心が和みます。遠距離恋愛をしている人や、旦那さんが単身赴任で寂しいという人にもおすすめです。花ちゃんの性格がかなり大雑把で適当なところがあるので、共感できる人も多いかもしれません。こういったお料理漫画はストーリーがあまりしっかりしていないので漫画で終わりがちですが、花のズボラ飯はストーリーがちゃんとあるのでドラマ化されたのだと思われます。
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主人公は倉科カナが演じて、ドラマでもゴロさんは姿を現すことはありませんでしたが日常系の面白いドラマと評判でした。主婦でも、そうでなくても楽しめる内容になっていて、最近は派手な内容のドラマが注目されがちですがその一方で平和だけど面白いドラマとして好評を得ました。
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そして3つ目の魅力が、ごはんの楽しさを思い出させてくれることです。花のズボラ飯は手抜きごはんを食べる花ちゃんの美味しそうな表情も見どころのひとつで、そのシーンを見ると毎回、美味しそうだなと感じます。私たちは毎日忙しく過ごしていてごはんにもあまり時間が取れなかったりしますが、そんな状況の中でも自分の美味しいと思えるごはんを食べることで活力に繋がることが再確認出来ます。忙しい主婦だとなかなか自分で凝ったお料理ができなくて、家族に申し訳ないなと思ったり、お惣菜に頼ることが嫌悪感に繋がったりしますが、花のズボラ飯では手抜きしてもいいんだよ、ということを感じさせてくれます。そして、美味しいごはんを食べることは生活の中で本当に意味あることで、欠かしてはいけないことなんだな、とも思います。意外と、お料理が毎日のプレッシャーになっている人は多いので、いい意味で楽に考えられるようになるでしょう。プラス1品簡単なものを足したい、というような人にもおすすめです。
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漫画でもドラマでも、ゆるいお料理ライフを楽しむことが出来ます。他のお料理漫画のようなこだわりや絵の綺麗さはそこまでないものの、読んだ後にはなんとなくほっこりした気持ちになれるはずです。読むまではそんなに期待していなかったけど、読んでみると面白かった、という声も多いです。簡単で美味しいお料理を知りたい人、主婦業でちょっと疲れてしまった人など、興味を持った人はぜひ読んでみましょう。