16日早朝、大阪府吹田市の大阪府警吹田署千里山交番前で、同署の古瀬鈴之佑(こせ・すずのすけ)巡査(26)が刺され、実弾入りの拳銃が奪われた事件で、意識不明の重体から意識が回復し、快方に向かっていることがわかりました。
この事件は16日午前5時40分ごろ、府警吹田署千里山交番の駐車場で、古瀬鈴之佑(こせすずのすけ)巡査(26)を包丁(刃渡り約16センチ)で7か所以上を刺し、実弾5発が入った拳銃を奪ったという容疑で、犯人は逃走。
大阪府警は犯人の捜索をしており近隣住民にも顔写真を公開し、不審な男の情報提供を呼び掛けていました。
意識不明の重体となり、胸の傷は肺を貫通し心臓に達していて、肺の一部を摘出するなど治療が続いていましたが、これまでに意識が回復したことがわかりました。
医師の呼びかけに、手を握り返すようになったといいます。
大阪府警の石田高久本部長は、
「早期の適切な治療と本人の強靭な体力のおかげで、順調に回復に向かっているという報告を受けています」と話しています。
一方、逮捕された飯森裕次郎容疑者は当初、容疑を否認し、現在は黙秘しているようです。