インドネシアのピンクビーチは、その名の通り、ピンク色の砂と、透き通った海水で有名です。しかし、その誇るべき海辺は、ここ1年の間に、大量のゴミで荒れ果ててしまいました。
イギリスの日刊デイリーメールは、ある夫婦が、素敵な思い出の地として、良いイメージだけを抱いて訪れた海辺が、一転して、ゴミで覆われた悲惨なありさまに変貌してしまっていたという、悲しいニュースを伝えました。
この夫婦は、旅行ブロガーとしてとても有名なマリーとジェイクです。夫婦はインドネシア・コモド島の「ピンクビーチ」を訪れました。
ピンクビーチは珊瑚や貝など、自然が作り上げたピンク色の砂と、透き通った海水とのコントラストがとても美しく、世界に誇る絶景スポットの一つです。
海辺に夫婦二人が並んで座り、ロマンティックな記念写真を撮ろうとした夫婦は、1年前の、あの甘い雰囲気を再び満喫しようと、再びピンクビーチを訪れました。
しかし夫婦が目の当たりにした光景は!以前のピンクビーチとは、あまりにも違った姿でした。
ちりもほこりも無いような、きれいな砂の上には、今は様々な木片やゴミが散らかり、海辺に押し寄せる波は、無情にも絶え間なくゴミを運び込むのでした。
夫婦が調べたゴミの大部分は、プラスチック製の使い捨ての物でした。
この残酷な状況を、世界に知らせなければと考えた夫婦は、この地球を守るために立ち上がりました!
1年前と同じ場所、同じポーズで写真を撮り、それをSNSで公開したのです。
夫婦は「世界で一番好きな海辺が、こんなに変わってしまうとは想像もできなかった」とし、「美しい海辺を覆ったゴミが、私たちの心を痛めている」と、切ない気持ちをあらわにしました。
また、これに続いて「今、動き出さなければ、これと同じ姿が世界中の至る所で生まれる」とし、プラスティックによって汚染される地球のありのままの姿を写真で伝える、「#plasticparadise」キャンペーンを提案しました。
環境汚染の深刻さに共感する世界中のネットユーザーたちは、今、この夫婦が行っているキャンペーンに積極的に参加しています。
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