『PPAP』で世界的な人気を集めたピコ太郎の新曲『Everyone must die』が注目を集めているそうです。
今回話題になっている新曲は、ピコ太郎が取り組んできた「ピコ10プロジェクト」のラスト曲として、8月14日にユーチューブ上で公開されました。
公開されて間もなく、ピコ太郎の独特の世界観にネットでは「アクの強い曲出してきたな」「前衛的すぎて理解不能」と困惑が広がっているようです。
世界的な人気を誇った「PPAP」はすべて英語の歌詞で1分程度の長さで、頭にインプットされやすい曲調でしたが、今回の新曲はサビ以外はすべて日本語で、曲の長さも3分程度に伸びています。
また、MVではおなじみのアニマル柄の衣装に、頭上に天使の輪を付けたピコ太郎が冒頭、穏やかなピアノに合わせ、
「空は青く晴れ 白い雲がゆっくり動き 子供達は走り回り 大人たちは大きく笑う」と語りかけます。
微笑みをたたえたまま、「愛してる人はいますか？好きな人はいますか？」と問いかけたと思えば、「人はみんな産まれて……死ぬ」と、曲調は一転して激しくなります。
そんな強烈な歌詞に、ネット上からは
「ピコ太郎さん大丈夫？」
「話を聞いてくれる人が必要？」
「私の葬式で流すのに適切な曲」
「世界の終わりにピコ太郎が天国から降りてきて、この曲を歌うんだと思う」
「暗い。暗すぎる。でも真理だ」
「私がなんでこの曲をこんなに好きなのか誰か教えて……」
「ピコ太郎はいったいどうやって『PPAP』から『Everyone must die』になったのですか？」心配するコメントもありました。
MVを確認してみると、ピコ太郎のプロデューサーである古坂大魔王さんがギター、ドラム、ボーカル、キーボードを務める様子も写っています。
うねるベースラインや強めにエフェクトがかかったドラムなど、PPAPよりも現代的なテクノサウンドになっています。
また、Aメロ、Bメロで繰り返される「人はみんな産まれて……死ぬ」のフレーズは、「死ぬ」の手前で音がなくなっており、『PPAP』で「ペンパイナッポーアッポーペン」の手前で音を止めていたのと同じ手法がとられていますね。
「ペンパイナッポーアッポーペン」が人々の印象に残ったのと同じように、今回の曲では「死ぬ」の一言が強く記憶に残る仕組みになっていますが、とにかく「生き物はみな死ぬ」というメッセージが強烈な印象を与えています。
動画は19日の13時頃までに約19万回再生されており、PPAP同様に意外にも注目度が増しているようです。
公開された動画サイトのコメント欄には、海外からのコメントも多く見られ、今回の新曲に困惑しながらも受け入れようとするファンの様子が見られました。