小学館の女性誌「Domani(ドマーニ)」の広告で、「『ママに見えない』が最高のほめ言葉」「働く女は、結局中身、オスである」といったような女性蔑視にあたるフレーズを掲載したとして物議をかもしています。女性を「オス」と呼ぶのは、果たして差別にあたるのでしょうか?
Domaniの広告が問題視される
物議をかもしていたのは、以前発売された最新号の宣伝のために東京メトロ・表参道駅に掲出されたDomaniの屋外広告です。そこには「ニッポンのワーキングマザーはかっこいい!」として、「今さらモテても迷惑なだけ」「『ママに見えない』が最高のほめ言葉」「働く女は、結局中身、オスである」「ちょっと不良なママでごめんね」「忙しくても、ママ感出してかない!」といったフレーズがあります。このフレーズに対し、ネット上では「なんでママに見えちゃダメなの」「制作者側の意識の低さと古さを感じる」と批判の声が相次いでいます。
女性を「オス」と呼ぶのは差別にあたる?
批判を受けたことに対し、小学館側は「ご意見を真摯に受け止め、今後の誌面づくりに役立ててまいります」とコメントしています。広告は予定通り、掲出されたとされ、途中で撤去はしなかった模様です。ここで気になるのは、女性を「オス」と表現するのは差別にあたるのか?ということ。
Domaniの壁一面使った広告に「働くオンナの中身は結局”オス”である」ってあるのが哀しい。
20代の頃に働いてた会社は”総合職=男の仕事”というのが色濃くて、私達はいちいち”女性”総合職と呼ばれてた。
ADVERTISEMENT なので、認められるというのはオトコ化することだった。キャバもストリップもスナックも行った。
— カオリ (@no_sleeping_mom) February 27, 2019
Domaniの広告のコピーで「ママに見えないが最高のほめ言葉」って、なんかどうもね。
ADVERTISEMENT — ポオ🐾 (@paw_stargazer) March 3, 2019
法律的に女性蔑視にあたるのかはさておき、このフレーズを目にした方からはやはり「残念」の声が。
最近になり、広告をめぐったフレーズで炎上することが多々ありますが、表現の自由もほどほどにしておかなければならない、と思い知らされるケースですね。
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