北海道内の主要道路で、尿の入ったペットボトルの不法投棄が相次いでいることが明らかになっています。
現在、ボランティアらによる清掃活動が行われている地域もあるそうですが、
あまりの惨状に「どうかポイ捨てはやめてほしい」とボランティアらが訴えています。
道路脇での不法投棄があったのは日高町の国道274号にある駐車帯。
札幌市の企画会社社長舩木(ふなき)利香さん(46)が11月上旬、
知人らと6人で不法投棄ゴミの清掃活動を行ったといいます。
清掃活動中に見つかったゴミの種類は、弁当の容器や、マンガ本、アダルトDVDなど計35袋のゴミ。
その中でも、驚くべきなのは尿入りペットボトルが、4リットルの酒類用など大小で計54本もあったといいます。
清掃作業ではポリ袋で覆ったシャベルで汚物などをすくい、ゴミ袋に入れます。
ボランティアチームの6人全員が軍手にマスクを着用した状態で、
ペットボトルの中の尿を側溝に流したが、全体的に強烈な臭気が立ちこめたといいます。
大量の尿入りのペットボトルで驚くのは、ここだけではありません。
惨状の現場は日高町に限らず、国道230号の道路維持を委託されている中定建設工業(札幌市)によると、
札幌市街地―中山峠の約45キロの区間を2日に1回のペースで巡回する中で、
尿入りペットボトルが多い時は10本程度は見つかるといいます。
同社の和田千穂さん(47)曰く、
「ペットボトルの飲み口に付けるだけで車内で小用が足せる携帯トイレが販売されている。だが、使用後の中身をトイレに流すのは面倒なので、ボトルごと道路脇にポイ捨てするのでは……」と指摘。
また、夕張市周辺の国道を担当する業者もここ最近の不法投棄に不満を抱えており、
「最近の4、5年で急に増えた。運転手が尿入りのペットボトルを捨てるのを見たこともある。モラルが低下している」とモラルの欠けた行動に憤っています。
尿入りペットボトルが道路脇に大量投棄されている問題は、北海道だけでなく首都圏でも見つかっています。
道トラック協会の北村洋専務理事はこれらを受け、
「渋滞の多い本州の話だと思っていた。プロのドライバーのすることとは到底思えない。うちの会員ではないと信じているが、折を見て注意喚起したい」と話しています。
国道を管理する北海道開発局道路維持課も、
「そういう事実があるのは承知している。ペットボトルに限らず、ポイ捨ては多いので、道路情報板などで『清掃中』などと表示して理解を求めているが、なかなかマナーを守ってもらえない」
と対応に苦慮しているようです。
北海道内の主要道路で、尿の入ったペットボトルの不法投棄が相次いでいるんだい。
一部では清掃活動が行われているといいますが、全体的な悪臭が漂っているようで、
掃除する側もつらいことでしょうね。
この報道を受け、ネット上ではこんな意見が寄せられています。
「信号待ちの、前の車の窓が開いて、灰皿から、吸殻をぶちまけてそのまま走り去った。外車で結構、高額の車。どんな車乗ってたって、運転してる人があれではね。とても悲しくなった」
「ちょっと違いますが飲食店で働いています。駐車場にジュースのカップが捨ててあり、蓋を開けたら尿が入っていたこと何度もあります。大きい方がそのままの紙おむつがたたみもせずに放置してあったことも。」
「ペットボトルにおしっこしてしまうのはやむを得ないとして、なぜ道路(中央分離帯とか)に捨てるかね。
普通にトイレ行ったときに中身すてればいいのに。」
などのコメントが寄せられていました。