[rsnippet id=”4″ name=”DFP/34009881/Article_1″]
「ペットショップ」と聞くと、ガラス越しにこちらを見つめる犬や猫を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
今日は、そんなペットショップの裏事情についてのお話です。
ペットショップで売れ残ってしまう子とは?
ペットショップには産まれて間もない子犬や子猫が目立ちますが、その理由についてご存知でしょうか?
そこには、暗黙の了解といっても過言ではないペットショップのルールが隠されています。
“生後半年が過ぎたペットは売れない”
小さく、幼ければ幼いほど売れやすいのがペットショップ市場の現状であるため、生後2か月から半年までが売れるギリギリのラインだと言われています。
では、成長しすぎた子や、値段を下げても売れなかった子はどうなるのでしょうか?
[rsnippet id=”5″ name=”DFP/34009881/Article_2″]
売れ残った子のその後
ブリーダーに譲渡
ブリーダーへ売られた子たちの殆どは、繁殖マシーンとして死ぬまで狭い檻の中で子供を産みつづけます。
少しの餌と水しか与えられず、光が遮断された真っ暗闇の中、メスであれば子供を発情期の度に産み続け、オスであれば使える限り繁殖に使われます。
ブリーダー以外にも、動物実験業者へ引き渡される事例も多く、
平成22年度の環境省動物愛護部会の調査でブリーダーへの譲渡24.5%に対して動物実験業者への譲渡が26.4%とわずかに高いことで数の多さが予測できます。売れ残ったペットの行き先の半数がほぼこの2パターンであると考えてもいいでしょう。
保健所
2013年に動物愛護法が改定され、飼い主には終生飼養の義務が明確になったため保健所としても引き取りの際に理由を詳しく問いただすことが可能になったものの
保健所の施設管理が国民の税金で成り立っている点から、ある程度の期間預かられた後、引き取り先が決まらなかった犬や猫に関しては殺処分されてしまうのが現状です。
殺処分
保健所で最後を迎える動物たちは、安楽死できると思っている人々も多いですが、実際はそうではありません。
自治体にもよりますが、二酸化炭素で窒息死させてから処分したり、薬剤を投入する自治体もあります。
10分~15分かけ少しずつ苦しみながら死んでいく動物たち。誰からも愛されることなく死んでいく動物たち。
日本全国で一日に殺処分される動物の数は1000頭以上ともいわれています。
里親
NPO法人「犬と猫のためのライフボート」では、里親の募集をしており、ホームページから現在保護されている犬や猫の写真を見ることができ、申請すれば面会も可能なようです。
ANIMAL LOVERというHPでは、全国の保健所・動物愛護センターで開催されている譲渡会情報と全国で活動しているボランティアさん主催の譲渡会情報を見ることができます。
最近では、里親マッチングサイトの増加により多くの命が新しい里親のもとに渡っています。
[rsnippet id=”6″ name=”DFP/34009881/Article_3″]
ペット先進国の取り組み
イギリス
動物愛護先進国のイギリスでは、ペットショップを開くためにはライセンスが必要であり、誰でもペットショップを開店できるわけではありません。
日本は届出制なので、誰でも開店できる状態です。
ドイツ
ドイツは国レベルで殺処分ゼロを達成しており、ペットショップでの生体販売などは法で禁止されていない代わりに、檻の大きさ(小型犬1頭あたり最低6㎡)や採光・通気・建築素材、ヒトとの接触時間の長さ、犬社会との接触の必然性に至るまですべて法の基準に沿っていなければなりません。
アメリカ
アメリカでは犬猫の店頭販売に対する反発が高まっており、犬猫の店頭販売が禁止になった州では、街からペットショップの姿が消えてしまうという事態も。