売れる前
今現在は大活躍している芸能人達ですが誰にでも辛い下積み時代があります。貧しい思いをしたり、挫折しそうになったり、試行錯誤しながら、陽の目を見る日を目指していた時代です。それは時に何年、何十年と続く人もいます。それでも諦めずに夢を追う姿勢は、本当に素敵ですよね。今回はあの有名人達の下積み時代をご紹介します。
野性爆弾くっきー
ほぼ下○タ・非道徳的なボケや言葉を連発、一般人にも芸人同士のノリでからみに行くなどお笑いやテレビの世界の常識にとらわれない芸風が特徴です。人気が出始めたのはインスタグラムやツイッターでの投稿がきっかけで「白塗り」で表現された有名人の顔モノマネが面白いと大ブレイクしています。絵の才能も認められ、国内外での個展も大盛況です。
下積み時代には、くっきーが海外ミュージシャンのプロデューサーという設定で、ステージに立つダンサーのオーディションを開催するという、ガリットチュウら仲間のお笑い芸人をその応募者として呼び、シチュエーションコントをしていたそうです。その中でくっきーは、「ダンサーを欲しがってるミュージシャンはこの人です」と、歌手の美川憲一を思わせる白塗りメイクをした自身の写真を公開したそうで、くっきーの「白塗りものまね」第一号は、歌手の美川憲一だったことが判明しました。しかし、その時は「ただ、ちょけて(おどけて)白くしていた」だけだったとし、「似せるとかはなかった」と言及しました。
ラミ・マレック
ボヘミアンラプソディーの映画で、ロックバンド「クイーン」の、フレディマーキュリー役を熱演しました。2019年2月24日には第91回アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しています。シュライン・オーディトリアムで27日に開催された全米映画俳優組合賞(SAG)式典のバックステージでマレックは当時を振り返り記者達に話しました。
俳優の仕事を始めたばかりの頃、生活費を稼ぐためにピザのデリバリーのバイトをしていたマレック。ピザの箱にこつこつと自身の顔写真と履歴書を忍ばせて配達していたことで映画出演の機会を手に入れたそうです。最初は「ギルモア・ガールズ」のちょい役でセリフは3行だけでしたが「ワーナーズ・ブラザースまでだったら10分で着きます」とその仕事を即答したそうです。そして「何年もピザの箱とテイクアウェイの袋に僕の顔写真を入れ続けて、やっと誰かが電話をくれたんだ。僕は彼女の事務所へ行って、その晩仕事をもらったよ」と続けて俳優デビューのきっかけを語りました。
オードリー
なぜかいつも胸を大きく張っている春日のおかしいボケに若林が冷静かつ力強くツッコミ返すという「ダメツッコミ漫才」が人気のオードリー。若林は番組司会者や俳優・CMタレントとして、春日はアスリート・ボディービルダー等として単独でメディア出演する機会が多くなっています。「激レアさんを連れてきた。」で、MCの若林が下積み時代のエピソードを明かす場面がありました。
当時は、ライブの来客数が7人の時があったそうで、さらに単独ライブの際は、若林と春日の父親の同僚で埋まった時もあったそうです。「下○タしかウケなかった」と当時を振り返りました。しかも、世に出る前はボケとツッコミが逆で、春日がまさかのツッコミでした。それまでのスタイルをがらりと変えたオードリーは、ボケとツッコミも入れ替えて、春日はピンクのベストを着込み、もみあげを切り落としテクノカットにしたそうです。
あいみょん
今最も勢いのあるシンガーソングライターと言っても過言ではない人気のあいみょん。あいみょんは2016年11月にシングル「生きていたんだよな」でメジャーデビューしました。2018年12月31日には第69回NHK紅白歌合戦に初出場しています。あいみょんがNHK「SONGS」に出演した際、下積み時代について話しました。
3年前はライブハウスにお客さんを呼べたとしても2人くらいで、それも友達だったそうです。「活動を始めて4年で紅白はとんとん拍子だよ」と周りは言うが、あいみょんとマネジャーさんが過ごしてきた4年間はすごく濃厚だったそうで、「とんとん拍子」と言われると「悔しいと思うときがある」と語りました。そして、「4年間でできることは全部やってきた」と今の心境を明かしました。
あの頃があったから
どの方も今やテレビで見ない日は無いほど、私たちがよく知っている芸能人達ばかりです。辛い過去を乗り越えたからこそ皆さんは今、表舞台に立てているのでしょう。あの頃の経験すべてが彼らの糧のなっている気がしますね。これからも彼らの大活躍に期待しましょう。