5月8日に滋賀県大津市の交差点で、保育園児の列に車が突っ込み、園児2人が命を落としてしまった事故。後に保育園側が記者会見を開きましたが、記者会見にて一部のマスコミが保育園側を追及しているようにも見え、視聴者から批判が相次ぎました。今回の件で、マスコミという職業の信頼が崩れつつあります。
執拗に保育園側を追及したマスコミに批判の声
滋賀県大津市の交通事故の当日に記者会見を行った保育園側。記者会見の冒頭から泣き崩れる園長に対し、一部の記者が執拗に質問攻めをし、視聴者から「見ていられない」と批判の声が相次ぎました。マスコミ側も情報を得ることに必死なのでしょうが、人間性の低さを露呈してしまったといっても過言ではないでしょう?point 226 | 1
被害者側がなぜ追及されなければならない?
事件や事故などの取材をする場合、加害者だけでなく被害者やその関係者に話を聞くのは一般的ことです。事故の原因を様々な角度から検証し、再発防止などにつなげるためですが、しかし、今回の記者会見ではそのような意図はみられず、園長自身のコメントを無理にでも引きだそうとしている姿が垣間見え、大変見苦しい姿を見せてしまいました。中には当時の現場の状況を追求したマスコミも見られ、まるで保育士が園児らの安全確認を怠ったという発言をした方もいました。point 303 | 1
しかし、保育園側は普段から安全に配慮をしていたようで、最近になり、1年2ヶ月前の現場付近で、同園の保育士が園児らを車道から離れた歩道に集めて散歩する姿を映した画像がネット上に公開されたことでそれが証明されましたが、そもそも、いくら歩行者が安全に配慮していたとしても、車2台が衝突してくれば逃げ場がないことは当然のことです。今回、無神経な質問をしたマスコミはそのような判断もできないようですね。point 256 | 1
マスコミも立場を改めるべき?
現代では、記者会見の様子がそのまま放送される機会が増えたり、記者が質問する姿や質問の文言がテロップで表示されたりと、視聴者の目に留まりやすくなっています。また、インターネットの普及もあり、ネットユーザーが発言をしやすくなったこともあり、マスコミが叩かれやすくなっているよいうのもあるでしょう。時代に合わせて、報道するメディア側も見られている、という立場を分かったうえで行動するべきですね。今後もマスコミに対する不信感は募るばかりです。point 284 | 1