「ワイルド・スピード」シリーズで知られる俳優・ポールウォーカーさんが、2013年11月30日に交通事故により死亡しました。原因はスピードの出しすぎとされていますが、納得のいかない遺族は訴訟を起こしました。ポールウォーカーさんのプロフィールとあわせて、事故原因について調べてみました。
■ポールウォーカー・プロフィール
本名:Paul William Walker IV
生年月日:1973年9月12日
没年月日:2013年11月30日
出身地:アメリカ・カリフォルニア州グレンデール
死没地:アメリカ・カリフォルニア州サンタクラリタ
国籍:アメリカ合衆国
身長:188cセンチ
趣味:ブラジリアン柔術
モデルの母親の影響を受け、2歳からモデルとして芸能活動していたポールウォーカーさん。子役の頃はドラマやコマーシャルに出演していましたが、高校生になると芸能活動は控え、学業を優先させていました。大学に進学してからは俳優のオファーも多く、休学することも度々あったそうです。
映画には1990年代後半から出演しており、2001年に出演した「ワイルド・スピード」が大ヒットしてからは、世界的に有名な俳優になりました。
「ワイルド・スピード」シリーズには3作目以外は全て出演していましたが、7作目の撮影期間中に事故に遭ってしまい、撮影は一旦中止になりました。
■チャリティイベントで事故は起こった
事故当日にポールウォーカーさんは、自身が主催するフィリピン台風救援チャリティーイベントに出席していました。
2005年製のポルシェ・カレラGTでデモ走行を行っているときに事故は起こりました。ポールウォーカーさんの友人で、元レースドライバーのロジャー・ロダスさんがハンドルを握っていましたが、制限速度72キロの道路をおよそ160キロで走行していたようです。
ポルシェは街路樹や街灯にぶつかり爆発。すぐにポルシェは炎上し、二人とも帰らぬ人となってしまいました。
■二人はほぼ即死だった!
ポールウォーカーさんの正式な死因は、事故後に米ロサンゼルス郡検視局が死亡証明書を発行したことで明らかになりました。
事故当時、ポルシェから出火して炎上するまで、1分ほど経過していたなどと伝えられ、運転手がなぜポールウォーカーさんを助けなかったのか、物議を醸しました。
ポールウォーカーさんは事故直後、生存していたとも伝えられましたが、実際には衝突の衝撃でほぼ即死状態であったことと、その後すぐに炎上したため、死亡したとされています。運転していたロジャー・ローダスさんは、事故の衝撃で即死したそうです。
■残されたワイルド・スピードの現場では
「ワイルド・スピード」シリーズは、長年同じキャストやスタッフで制作されていたため、ポールウォーカーさんの突然の死を受けて、ワイルド・スピードの7作目の撮影を一旦中止することに決めました。
ポールウォーカーさんの遺作ともなるワイルド・スピード7をどうしても完成させたいと思ったスタッフは、ポールウォーカーさんの弟に演技をしてもらい、そこに撮影してあったポールウォーカーさんの顔をCGで合成し、作品を完成させました。
■まとめ
ワイルド・スピード7はシリーズの中で最大の成功を収め、ポールウォーカーさんの代表作になりました。ポールウォーカーさんは亡くなってしまいましたが、これからも永遠にスクリーンの中で生き続けることでしょう。