横浜港で19日午前、大型クルーズ船”ダイヤモンド・プリンセス号”で隔離されていた乗客のうち、新型コロナウイルス感染が確認されなかった約500人の乗客らの下船が始まりました。
多くの乗客は14日間の経過観察期間が終わっての下船になります。
発熱などの症状がなく、ウイルス検査で陰性だった人が対象で、厚生労働省によると、船内に残る乗客乗員約3000人のうち、同日中に乗客約500人を下船させる見込みとなっています。
今月3日夜の横浜帰港以降、感染拡大を防ぐために船内で隔離状態に置かれていた乗客らが順次、帰宅しています。
今回下船した乗客らは、マスクをしてキャリーバッグなどの大きな荷物を持った人たちが、横浜港で待機していたバスやタクシーに向かいました。同省は、残る乗客に関しても21日までに陰性だったものは下船させる方針だと発表しています。乗員については、乗客の下船後に、国と調整して対応を検討するとのことです。
ここで心配されたのが、「下船後は大丈夫なの?」という声。最新のニュースでは陰性だった人たちは「公共交通機関を利用して帰宅」と発表されています。
この発表を聞いて恐怖の声がかなり上がってきています。公共交通機関なんて一番感染しやすい場所ですからね・・・。
そして心配される一番の理由は、新型コロナウイルスは一回の検査で”陰性”だったとしても、2回目、3回目…と複数回の検査で”陽性”が出ることがあるからです。
先週にはこんなニュースが・・・。北省武漢市からのチャーター便で帰国した2人が新型コロナウイルスに感染していたことが発覚。
第1便に乗っていた50代の男性は帰国後、受け入れ先の千葉県勝浦市のホテルに滞在。2回行った検査ではどちらも陰性でしたが、3回目の検査で陽性がでて、感染していた明らかになりました。
また、第2便に乗っていた40代の男性も1回目が陰性だったのに、2回目の検査の結果、陽生反応、感染が確認されました。この男性は1回目の検査で問題がなかったことから自宅に戻っていたため、一緒に住んでいる家族2人が濃厚接触者の疑いがあるということになりました。なぜ1回の検査で感染が分からなかったのでしょうか・・・?
専門家は、取った検体にたまたまウイルスがいなかったり、1、2日の病状の進行で体内のウイルス量が多くなったりということで、1回の検査ではウイルスが陰性でも繰り返し検査することで陽性になって診断されることはあると思う。状況と病状から疑わしい時は繰り返して検査するということが大事だというメッセージだと思います」と話していました。point 217 | 1
今回、中国大陸の外では最多のダイヤモンド・プリンセスでの集団感染。今回下船した乗客らが何回検査をしたのかは不確かなままです。そんな状態での公共交通機関の利用というのはかなり危険極まりないないものだと思います。
隔離状態に置かれていた14日間で感染がかなり広がった中、いまだに隔離されている”ダイヤモンド・プリンセス号”の乗客らへの対応がかなり重要なものになってくるでしょう。
すでに下船した方々はかなり疲労困ぱいしているかと思いますが、気を抜かずにマスク、消毒などを心がけていただけると幸いですね。そして、みなさんもすぐにでも異変を感じたら一刻も早く厚生労働省 新型コロナウイルスに係る電話相談窓口まで電話してください!