コロナ禍で2度目のお盆となりましたが、昨年に引き続き、自粛ムードとなっています。
むしろ第5波は昨年以上の勢いがあるため、日本政府からは帰省自粛が呼び掛けられていますが、国会議員こそ守れるというのでしょうか。
帰省やそれに伴う会合を、西村康稔経済再生担当相は「絶対に避けていただきたい」と強調しました。
昨年と違い、今年は、感染力の強いデルタ株がまん延しているため、さらなる自粛を求めることは理解できなくもありません。
九州が実家の関東に住む40代会社員は「親からも友達からも絶対に来るなと言われています。年末年始も帰れませんでした。次の年末は大丈夫かなというところですね」と今年の帰省をあきらめていました。
このように国民は帰省自粛をする人が多そうですが、国会議員はどうでしょうか。
今秋には衆院選が予定されているため、複数の国会議員は、すでに地元入りをツイッターで報告していますが、案の定、批判が集まっています。
ある国会議員が地元入りを報告したツイートには「帰省を躊躇していた自分がバカみたい」「国民には自粛を迫る中このツイートはなんなんですか」「まるで東京から地方にウイルスをまき散らしに行っているみたいですね。政府は帰省を控えるように言っているのに…」と怒りの声が寄せられています。
永田町関係者によると「国会議員は地元活動をしていないと選挙に落ちるんじゃないかと不安になってしまうんですよ」と話しました。
丸川珠代五輪相が「不要不急であるかは本人がしっかり判断すること」と言いましたが、その判断のツケを払うのは本人です。
今年のお盆の地元入りが選挙のプラスになるとは限らないかもしれないですね。