飛行機の中では様々な乗客とのトラブルがあるようです。そんな中、車いすに乗った肥満の乗客が、飛行機で客室乗務員にトイレ介助を要求したことで、客室乗務員が号泣した上具合が悪くなってしまった、というエピソードが話題になっていますので、紹介していきます。客室乗務員への配慮がより必要であるということが十分に感じられます。
肥満の乗客がトイレ介助を要求
それはロサンゼルスから台湾に向かうエバー航空での出来事。車いすに乗って搭乗したこちらの男性は、飛行途中にトイレで用を足した際、女性の客室乗務員に「お尻を拭いてくれないか」と要求しました。これに慌てふためいた客室乗務員は、男性の要求を拒絶しましたが、男性は「俺は下着さえも上げられないんだ」と騒ぎ立てたのです。結局、乗務員はトイレ介助をすることになったのですが、客室乗務員は精神的ショックを受けたようで、その後トイレに入り号泣しながら吐いてしまったそう。point 296 | 1
当時の客室乗務員いわく、メディアのインタビューを通じて「お客様のあのような行動のせいで、私の体と心をズタズタにした」「当時のあの匂いが私の頭から消えない」と訴えています。しかしお客様の言うことは絶対。どんな要求であっても無視できないのが客室乗務員の現実であるとされています。
エバー航空は対応措置を検討
そして、今後こちらの肥満の乗客はエバー航空にて搭乗拒否するとのことです。エバー航空側は「航空側の決まりにより、客室乗務員は機内にて医療関連のサービスは行わない」「身体が不自由な方は保護者と同乗する必要がある」と明かしています。その上で、航空会社側は、乗客の介助を引き受けた従業員の仕事ぶりを評価し、感謝を示すと同時に、接客で不快感を受けたことに対しては、従業員への支持とお見舞いを表明しているとのこと。ちなみに、この乗客は以前から同じような要求を繰り返していたとし、すでに別の乗務員が会社に対応を求めていたそうです。point 327 | 1
エバー航空によれば、問題の乗客は昨年までに同社の便を20回利用。以前は特殊な要求はなかったものの、昨年搭乗した際に初めて健康上の理由で乗務員にトイレでの介助を求めたそうです。このような乗客からの無理な要望に対応する措置としては、その他にも航空旅行に問題がないことを証明する診断書の提出などを検討しているとし、客室乗務員を守るための措置を弁護士と協議している最中だとしています。point 244 | 1
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