ムロツヨシさんが 新垣結衣さんと念願の夫婦役での共演で 話題となっている 新ドラマ『親バカ青春白書』(日本テレビ系)が、去る 8月2日に 第1話が放送されました。しかし、凶悪性も高い重大な社会問題でもある犯罪をコメディータッチに演出するという 不適切な脚本により さっそく炎上してしまったというのですが…。
ストーリーの山場である 終盤にトンデモない展開が⁉
監督を務めるのは、現在公開中の話題の映画『今日から俺は!! 劇場版』などコメディータッチの作品を大の得意とし、これまで自身の作品に何度もムロを起用してきた福田雄一氏。それだけに 同ドラマは、永野芽郁が演じる娘を心配するがあまり、父親役のムロまで娘と同じ大学に進学してしまうというコメディードラマとして期待も大きいはずです。
しかし、そんな〝名タッグ〟ドラマの記念すべき第1話で、ストーリーの山場である終盤に、トンデモない展開が訪れることになってしまったのでした…。
永野演じる娘・さくらは、ムロ演じる親バカな父・太郎の目を盗み、他大学も交ざった「インターカレッジ」テニスサークルの飲み会に友人と参加。緊張しながら会場であるナイトクラブに入り、未成年だからとソフトドリンクを注文する。しかし、実はこのイベント主催者、サークルの皮をかぶったレイプ集団。飲み物にドラッグを混ぜる手口で女性をレイプしており、その手口にかかってしまった さくらと友人も徐々に意識が薄れていくことに…。
絶体絶命のさくらでしたが、太郎が 携帯のGPS機能で居場所を突き止め、助けに来たことで一件落着。しかし、その解決方法は「娘奪回」ではなく コメディータッチであり、いかにも福田監督作品といった物語の展開だったのですが…。
“昏睡レイプ“を茶化し⁉ ムロはすっかり「性犯罪に縁のある俳優」に…
しかし、当然ながらレイプは刑罰も重く、重大な社会問題ともいえる 凶悪犯罪なのです。コメディータッチにしていても 全く笑えない上、ギャグ描写の前置きに使うには 不謹慎と言えるでしょう。やはり、ネット上でも…
《 結局捕まらないって何だよ 絶対逮捕シーンくらい出せよ 》
《 現実社会でも苦しんでいる被害者が多くいる問題なんだから「コメディーだから」は免罪符にならない 》
《 大学生の新歓コンパで昏睡レイプをギャクにしちゃうし、フィクションだから大目に見ろってもうダサい 》
《 レイプドラッグを使用した集団強姦未遂、警察呼ばない・逮捕されないどころか茶番でごまかして終了した。胸クソ 》
《 大学サークルの性暴力・レイプドラッグという現在進行形の超重い問題を、このノリで描かれるの、うーむ…となってしまう 》
《 レイプ未遂の設定を垂れ流して、揚げ句、実の父親は加害(未遂)者から捨て身で助けるんじゃなくて寸劇で止めてギャグにしちゃうとか。脚本がキッツイ 》
などと批判が殺到。長年の社会問題である大学生の集団レイプを、問題提起ではなくコメディータッチに描いたことで炎上してしまったということでしょう。
「ムロといえば昨年2月、強制性交罪で逮捕された大親友・新井浩文を被害者そっちのけで擁護。性犯罪という重犯罪を軽んじたことで批判が殺到し、ツイッターの更新を休止するほど大炎上したことがいまだに尾を引いています。今回の炎上も、性犯罪への認識が甘過ぎるムロが主演だったため、より悪質な〝茶化し〟に見えたことが影響しているのでは」(テレビ雑誌記者)
強制性交罪で逮捕された新井さんの擁護、レイプを茶化すようなドラマの主演… この二つの要因によって ムロさんは いつの間にやら 性犯罪に 縁のある俳優となってしまったようでした。