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中高年の人にとって沢田研二は、「大スター中の大スター」です。昭和40年代、グループサウンズ全盛時にデビュー。「タイガース」というグループの中心的存在、ジュリーという愛称で大変な人気者でした。当時のファンは、沢田研二というよりジュリーというほうがピンとくるそうです。何しろ沢田研二はつねにトップスターで、ソロ歌手になった時でもヒットを飛ばし続けました。魅力といえば、なめらかな歌声とかっこいいコスチューム、帽子を粋にかぶるセンスの良さでしょう。ジュリーこと沢田研二は、男っぽいというタイプではありません。身体も細くて顔は美形です。美しい男性をハンサム、イケメンと言います。しかし彼の場合、「そのような枠に収まらない」何かが存在します。美形のジュリーですが、ステージでは迫力があり、男性的な躍動感を見せてくれます。またある時はあまりに美しすぎて、近づきがたい雰囲気を醸し出します。つまり生まれつきのスターなのでしょう。
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美しい男の沢田研二ですが、今現在はどうしているでしょうか。年齢はもう68歳です。うれしいことにまだ歌い続けているそうです。きらびやかで美しい容姿を期待するファンは多いはず。68歳ですか、いいじゃないか68歳。しかし、「人間年齢と共に容姿の変化は避けられない。」その印象、まさか、「永遠の美形、沢田研二」で痛感するとは思いませんでした。あの美しきアイドル、ジュリーこと沢田研二。今現在の彼、本当に本人でしょうか。失礼な言い方ですが、「目がテンになってしまった。」状態です。
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昔の体型を維持してくれ、とは言いません。昔のセンスの良さを持ち続けてくれ、とも言いません。68歳だから仕方がない、などと言いたくもありません。しかし今現在の沢田研二は、夢にまで見ていた「あのジュリー」と同じ人なのだろうか。スターだからこそ、ファンの夢を壊さないでほしかった。いろんな思いが交錯し、複雑な心境になりました。体重が増えてきたとは聞いていますが、「やはり別人みたい」な容姿でした。外国の歌手、たとえばローリングストーンズのミックジャガーは沢田さんより年長です。それなのに違和感なく受け入れられる。ミックジャガーについて言えば、「ファンをガッカリさせないこと」が、スターの条件です。仕方ない、「沢田研二に人間を感じた。」と思うことにしましょうか。
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そこでちょっと気になるのは沢田研二の子供です。遠い昔、「星の王子様ジュリー」は、いつも大人気のスターでしたが、電撃的に結婚をしてしまいます。お相手は、「ピーナッツ」という双子グループのひとりです。ファンの女性はさぞやがっかりしたことでしょう。しかし「ピーナッツ」は沢田研二の先輩にあたり、同じく大スターでした。後年離婚したのですが、沢田さんとの間には子供がいました。男の子だそうです。
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大スターの息子ですが、ほとんど知られていません。芸能界には入っていないようです。ふたりの大スターの子供ですし、父親似の「美形タイプ」ではないでしょうか。芸能人ではないけど、音楽関係の仕事に就いているとも。沢田研二の息子として騒がれるのが不本意なのでしょう。派手な芸能界で長い間君臨している沢田研二。だからこそ、家族にそそぐセキュリティーは何重も厚くする。仕方ないので我々は、「美形の息子を想像するだけ」にしておきましょう。
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太ってしまった今の沢田研二。人気絶頂の頃は太らないように節制していました。「人生も後半、無理せずに生きようと決めたらこうなってしまった」さりげなく述べます。今は美形こそないですが、当時の雰囲気は残っています。なめらかでハリのある歌声は、誰もがあの時代を思い出すでしょう。「時の過ぎゆくままに、この身を任せ…」ヒット曲の歌詞のように伸びやかに艶やかに、人生をホットに歩んでいる「我らがジュリー」に乾杯。