米ミシガン州で、自宅改修のために玄関ポーチのコンクリート板を取り壊したところ、下から150個を超えるボウリングのボールが見つかる出来事がありました。
ミシガン州に住むデイヴィッド・オルソンさん(33歳)は、7月1日の朝、裏庭のパテオに面した数段のコンクリート階段下をリフォームのために取り壊していた時、ボウリングのボールが埋まっているのを発見したといいます。
オルソンさんは取材に対し、ハンマーで取り壊し作業を行う前にコンクリートブロックを一つ引き抜くことができたので、中をのぞいてみたと説明。するとそこには大量の砂があり、黒と青の球体が半分顔をのぞかせていました。「気になって砂を払ったところ、ボウリングのボールだと気付いた」と話しました。
さらに砂を掘り始めたオルソンさんは、ポーチの下にあるボールは一つではないことに気付きます。その後、15個のボールが見つかりました。
ボールはあまりいい状態ではなく、指穴のないボールで、2本のらせん状の溝が刻まれていました。
こちらが実際に発掘されたボウリングボールです。
いつからボールがそこにあったのか、どのような経緯で埋められたのか見当もつかなかったことから、オルソンさんはボールの素材に毒性が生じていないことを確認するため、メーカーに連絡を取りました。
メーカーはボールに毒性がなく安全であることを確認。続けて、当時の労働者たちは砂利や砂の代替品として、価格の安い廃棄されたボウリングのボールを工事に使用していたことを明かしました。また、ボールは廃棄可能であることもわかりました。一部のボールにはこの家が建設された1950年代の製造番号などが入っていましたが、家の下に埋められた時期は不明なままです。
オルソンさんは全部で158個のボールをポーチの下から取り出しました。しかもこれは始まりに過ぎず、周辺部からさらなるボールが見つかる可能性もあるといいます。
この発見は世界中で共有され、オルソンさんは話の続きを追えるよう、フェイスブックのページも開設しました。
一部のボールはすでに手放したものの、オルソンさんと妻は、残りについては庭の装飾用に利用する計画を立てているとのことです。
158個もボウリングボールが一か所に集まっていたら相当重さがあったのではないでしょうか。