オウム真理教を知らない若者が多い!?
1995年(平成7年)3月20日に、東京都で発生した地下鉄サリン事件から23年が経過しました。
今の若者たちが幼い頃、または生まれる前に起きた事件かもしれません。
この地下鉄サリン事件は『オウム真理教』という宗教組織によって実行されたテロ事件でした。
このテロによって乗客や駅員ら13人が死亡、負傷者数は6000人を超えました。
もしかしたらこの事件を知らない若者も多いかもしれません。
また、最近芸能界でも話題なった清水富美加が幸福の科学へ出家したように、宗教にハマる芸能人も多いようです。
もしそれが、オウム関連だったら・・・・?芸能活動が危ういでしょうね。若者の想像以上にヤバい団体ですから。
オウム真理教とは何か?
オウム真理教(オウムしんりきょう、AUM Shinrikyo)は、かつて存在した日本の(新興)宗教団体。
「オウム(AUM)」とは、サンスクリットの呪文「唵」のことです。
1996年(平成8年)1月に宗教法人としての法人格を失ったが活動を継続。
2000年(平成12年)2月には破産に伴い消滅しました。同時に、新たな宗教団体アレフが設立され、教義や信者の一部が引き継がれたのです。
アレフは後にAlephと改称され、また別の宗教団体ひかりの輪が分派しています。
日本の政府機関である「警察庁」は、松本サリン事件、地下鉄サリン事件などの多くの反社会的活動(「オウム真理教事件」)を行った、と主張しています。
尊師 麻原彰晃
麻原 彰晃(あさはら しょうこう、本名:松本 智津夫(まつもと ちづお)、1955年(昭和30年)3月2日 – )は、日本の宗教家、宗教団体オウム真理教(現Aleph)の元代表、教祖であり、日本の国家転覆を企て、一連の事件による確定死刑囚。
日本で唯一の「最終解脱者」を自称していた。
著書では「真理の御魂 最聖 麻原彰晃尊師」名義を用いていた。
宗教団体オウム真理教の信者からは尊師、もしくは本来ヒンドゥー教の導師を指すグルと呼ばれ、崇拝の対象となっていた。
宗教団体Alephでは、尊師・グルの呼称の使用及び、写真・イラスト・その他その肖像を表したものを団体施設の祭壇及び個人所有の祭壇に備え付けることを禁じたが、2011年に入り、麻原の「生誕祭」や肖像の掲示を公然と行うようになっている。
教団は日本支配を画策しており、その憲法草案の中では神聖法皇と呼称されていた。また、神や死者の声が聞こえる霊能者であるとも自称していた。
教義
オウム真理教の「五つの柱」として、以下の点が挙げられており、「実践宗教」であることが強調されている。
最終地点まで導くグル(霊的指導者)の存在
無常に基づく正しい教義
その教義を実体験できる修行法
その教義を実際に実践して修行を進めている先達の修行者の存在
修行を進めるためのイニシエーションの存在
拠点サティアン
オウム真理教の教団拠点があった「富士ケ嶺」(旧上九一色村)を中心として点在していた。旧上九一色村だけでなく鳴沢村や静岡県富士宮市などにも存在した。
富士ケ嶺周辺は最盛期ではサティアンやその他倉庫群、プレハブなどが30棟以上点在しており、事実上の拠点であった。[1] 麻原の逮捕以降、1996年までにサリンプラントがあった第7サティアンを除く全てのサティアンが閉鎖され、取り壊された。また第7サティアンは化学兵器禁止機関の査察対象となったため、1998年9月まで残っていた。「サティアン」の名前はのちに、オウム真理教の経営する店(サティアンショップ)に用いられた。逮捕されるまで、麻原本人は第6サティアンの隠し部屋で生活していた。
衆議院選挙に出馬
真理党(しんりとう)は、1990年(平成2年)の第39回衆議院議員総選挙の時、オウム真理教の教祖・麻原彰晃(松本智津夫)が党首となり結成された政治団体。1989年(平成元年)8月16日に東京都選挙管理委員会に政治団体設立を届出。麻原や教団幹部ら25名を擁立し、確認団体となったが、全員落選。供託金はすべて没収された。
当時の東京4区(東京都渋谷区・中野区・杉並区)から出馬した麻原の選挙活動は異質であった。麻原の等身大マスコットや象の着ぐるみが登場し、白いコスチュームを着た女性信者達のダンス、更には麻原本人による「彰晃マーチ」や「魔を祓う尊師の歌」といったオウムソングの熱唱など派手なパフォーマンスや、他党の候補者を妨害するような選挙活動をした。しかし、他の選挙区から出馬していた真理党の候補者は、選挙公報と政見放送、公設の掲示板に掲示するポスター以外の選挙活動を一切しなかった。
選挙公約
消費税廃止
医療改革
教育改革
福祉推進
国民投票制度導入の構想
国家転覆計画
麻原は「1997年、私は日本の王になる。2003年までに世界の大部分はオウム真理教の勢力になる。真理に仇なす者はできるだけ早くポア(殺害)しなければならない」と説法し、日本国を武力で打倒して「オウム国家」を建設し、更には世界征服をも念頭に置いている旨を明らかにした。
「11月戦争」計画によると、1995年11月の国会開院式に乗じて、教団所有の軍用ヘリコプターを使って東京上空からサリンを散布、天皇・閣僚・国会議員を含む東京都民を大量殺戮する。教団のヘリは、その後短期間のうちに全国を飛び回り、日本各地の主要都市にもサリンを散布する。そして日本の混乱に乗じて、国家機能が消滅した首都圏を自動小銃や爆発物で武装した白い愛の戦士たちが制圧し、新政府を樹立する。新政府は日本国の意思として米・露・朝の各軍隊による核戦争を誘発させる。その間、教団はサティアンに造られた屋内退避シェルターに篭り、核戦争終結後に日本を統治するというものであった。
修行
・パーフェクト・サーベイション・イニシエーション(PSI)
ヘッドギアの内側に電流を通す粘着性の物質が塗布され、数ボルトの電流がそこから脳を刺激し、麻原の脳波を直接伝えるというもの。LSDと同時に使用されることもあった。
・クンバカ
息を数分間止める修行。水の中に潜る「水中クンバカ」やその変形「水中エアータイトサマディ」などがある。
・アンダーグラウンド・サマディ
土中のコンテナで何日間も瞑想する修行。チベット仏教の聖者がサマディとよばれる一種の仮死状態になって何十日も瞑想修行をしたという話に因み、土中のコンテナ内の酸素がなくなる時間を過ぎても瞑想を続け、無事に生還することで成就の証明とした。
・愛のイニシエーション
麻原彰晃のDNAを抽出した液体を飲むイニシエーション
・キリストのイニシエーション
LSDをサットヴァレモンに混ぜた液体を飲むイニシエーション。LSDの幻覚作用で手取り早く神秘体験を体験させるために用いられた。
・ニューナルコのイニシエーション
電気ショックを与えることで記憶を消失させるイニシエーション。
・血のイニシエーション
1988年3月から行われた、麻原の血液入りの液体を飲むイニシエーション。100万円以上の布施で受けることができた。
北朝鮮とのつながり
北朝鮮の対日工作グループが日本国内の友好関係にあるメンバーを通じ、オウム真理教に資金とサリン製造のノウハウを伝授したと考えられないだろうか。オウムを隠れ蓑にして、毒ガス兵器や自動小銃を大量生産し、日本国内に備蓄する。AK74は、北朝鮮軍の制式使用銃と同じ弾丸を使っているから都合がいい。
北朝鮮の指導と援助があったからこそ、オウムは死者30人、重軽傷者6000人以上を出す凶悪テロリスト集団になったのだ。幸いにして不発で済んだが、東京都上空におけるサリン散布を計画して、軍事ヘリコプターまで購入していた。そんな本格的な兵器を仕入れる宗教団体などあってたまるか。あいつらが北朝鮮 軍下の非正規軍だったのは、公然の事実だ。
地下鉄サリン事件
麻原ら幹部を乗せたリムジンにおいてサリンを散布する案が浮上し、強制捜査の直前に大規模なテロ事件を起こせば、警察の捜査の目を逸らすことができ、強制捜査もなくなると考え、朝の通勤時間帯で混雑する地下鉄内でのサリンの散布を信者達に命じた。
霞が関や国会議事堂・永田町などの、国家の中核を支える重要な地点が標的にされた。後の調べによると、オウム真理教教団は、地下鉄で通勤してくる警察官が多い警視庁本庁も間接的に攻撃できると考えていたようである。
1995年(平成7年)3月20日午前8時ごろ、東京都内の帝都高速度交通営団(現在の東京地下鉄(東京メトロ)、以下営団地下鉄)丸ノ内線、日比谷線で各2編成、千代田線で1編成、計5編成の地下鉄車内で、化学兵器として使用される神経ガスサリンが散布され、乗客や駅員ら13人が死亡、負傷者数は約6,300人とされる。
坂本弁護士一家殺害事件
1989年11月4日、横浜法律事務所に勤めていた坂本堤(つつみ)弁護士(当時33)、
その妻・都子(さとこ)さん(同29)、長男・龍彦ちゃん(同1)が惨殺された。
の半年ほど前から、坂本弁護士は、教団と”敵対”するようになっていた。教団の出家信徒の親から脱会の相談を受け、教団を相手どった訴訟を準備していたからだ。同年6月には、教団に対し、出家信者の親元への帰宅や親との面会を求め、「オウム真理教被害対策弁護団」を結成した。10月には「オウム真理教被害者の会(現在はオウム真理教家族の会)」を結成するなど、対立の構図は強まっていった。
教団幹部の上祐史浩らは10月31日、横浜法律事務所へ出向き、「信仰の自由がある」と抗議した。
が、坂本弁護士は、「人を不幸にする自由はない」「徹底的にやる」と一歩もひかず、毅然とした態度を貫いた。
慌てたのは教団の側だった。麻原は放っておくと教団にとって大きな障害になると考え、「(坂本弁護士を)ポアしなければならない」と殺害指令を出したのだ。
11月4日午前3時ごろ、実行犯の6人は行動を開始した。足音を殺して坂本弁護士の自宅アパート2階の部屋に入ると、坂本弁護士、都子さん、龍彦ちゃんが川の字になって眠っていた。実行犯の端本悟は空手の正拳で坂本弁護士を数回突き、都子さんをひざで打ちつけた。泣き出した龍彦ちゃんは、中川智正がタオルケットを使って口と鼻を押さえた。
「子どもはやめて」と叫ぶ都子さんの首を早川紀代秀と村井秀夫、最終的には中川が締め、殺害した。
死刑判決
・麻原彰晃 2番目の死刑確定
オウム真理教教祖
13事件で27人殺人(裁判では殺人26人と逮捕監禁致死1人)の首謀者
裁判中から精神に変調を来たし、異常行動をとるも詐病との説もある。
男性信者殺害事件(殺人罪)
坂本堤弁護士一家殺害事件(殺人罪)
サリンプラント建設事件(殺人予備罪)
薬剤師リンチ殺人事件(殺人罪・死体損壊罪)
滝本弁護士サリン襲撃事件(殺人未遂罪)
自動小銃密造事件(武器等製造法違反)
松本サリン事件(殺人罪・殺人未遂罪)
男性現役信者リンチ殺人事件(殺人罪・死体損壊罪)
駐車場経営者VX襲撃事件(殺人未遂罪)
会社員VX殺害事件(殺人罪)
被害者の会会長VX襲撃事件(殺人未遂罪)
公証人役場事務長逮捕監禁致死事件(逮捕監禁致死罪)
地下鉄サリン事件(殺人罪・殺人未遂罪)
・早川紀代秀 6番目の死刑確定
建設省大臣
4事件で有罪判決
麻原より年上で裏のトップとも言われる。
不動産や建築関係の他にもロシアでの布教活動を進めた。
裁判中麻原の不規則発言に対して号泣。
男性信者殺害事件(殺人罪)
坂本堤弁護士一家殺害事件(殺人罪)
サリンプラント建設事件(殺人予備罪)
自動小銃密造事件(武器等製造法違反)
・井上嘉浩 9番目の死刑確定
諜報省長官
10事件で有罪判決
逮捕後教団からの脱会を表明している。
薬剤師リンチ殺人事件(殺人罪)
駐車場経営者VX襲撃事件(殺人未遂罪)
会社員VX殺害事件(殺人罪)
被害者の会会長VX襲撃事件(殺人未遂罪)
公証人役場事務長逮捕監禁致死事件(逮捕監禁致死罪、死体損壊罪)
島田裕巳宅爆弾事件(爆発物取締罰則違反)
オウム真理教東京総本部火炎瓶事件(火炎瓶の使用等の処罰に関する法律違反)
地下鉄サリン事件(殺人罪、殺人未遂罪)
新宿駅青酸ガス事件(殺人未遂罪)
東京都庁小包爆弾事件(爆発物取締罰則違反、殺人未遂罪)
・新実智光 10番目の死刑確定
麻原に次ぐ26人の殺人に関与し、徐々に凶悪化する一方で、殺人計画が中止になると安堵するなど人間性もみせる。
裁判中も事件を正当化し、麻原を信仰している。
オウム真理教男性信者殺害事件(殺人罪)
坂本堤弁護士一家殺害事件(殺人罪)
松本サリン事件(殺人罪、殺人未遂罪)
薬剤師リンチ殺害事件(殺人罪)
男性現役信者リンチ殺人事件(殺人罪)
駐車場経営者VX襲撃事件(殺人未遂罪)
会社員VX殺害事件(殺人罪)
被害者の会会長VX襲撃事件(殺人未遂罪)
地下鉄サリン事件(殺人罪、雑人未遂罪)
公証人役場事務長逮捕監禁致死事件(犯人隠匿罪・隠避罪)
信徒監禁事件(監禁罪)
・岡崎一明 1番目の死刑確定
教団で2番目に大師になるも麻原からの信頼は薄かった。
選挙運動中に3億円を盗んで教団を脱走、3億円は取り返されたが、坂本弁護士事件をネタに麻原をゆすり金を振り込ませている。
坂本弁護士事件では自首し、事件解決に導いたがそれは教団からの保身であるとされ罪は軽減されなかった。
男性信者殺害事件
坂本堤弁護士一家殺害事件
・中川智正 12番目の死刑確定
坂本堤弁護士一家殺害事件(殺人罪)
薬剤師リンチ殺人事件(殺人罪)
滝本太郎弁護士サリン襲撃事件(殺人未遂罪)
松本サリン事件(殺人罪、殺人未遂罪)
駐車場経営者VX襲撃事件(殺人未遂罪)
会社員VX殺害事件(殺人罪)
被害者の会会長VX襲撃事件(殺人未遂罪)
公証人役場事務長逮捕監禁致死事件(逮捕監禁致死罪、死体損壊罪)
地下鉄サリン事件(殺人罪、殺人未遂罪)
新宿駅青酸ガス事件(殺人未遂罪)
東京都庁小包爆弾事件(爆発物取締罰則違反、殺人未遂罪)
・遠藤誠一 13番目の死刑確定
第一厚生省大臣
7事件で有罪判決
獣医師の資格を持ち、教団内では生物兵器を研究しサリンを製造した。
宮崎県資産家拉致事件(犯人隠匿罪)
チオペンタールナトリウム密造事件(薬事法違反)
LSD、覚醒剤、メスカリン密造事件(覚せい剤取締法・麻向法違反)
松本サリン事件(殺人罪、殺人未遂罪)
地下鉄サリン事件(殺人罪、殺人未遂罪)
駐車場経営者VX襲撃事件(殺人未遂罪)
滝本弁護士サリン襲撃事件(殺人未遂罪)
・土谷正実 11番目の死刑確定
幻覚剤PCP密造(麻薬取締法違反)
松本サリン事件(殺人幇助など)
駐車場経営者VX襲撃事件(殺人未遂)
会社員VX殺害事件(殺人)
被害者の会会長VX襲撃事件(殺人未遂)
地下鉄サリン事件(殺人、殺人未遂)
手配信者の隠匿(犯人蔵匿)
・横山真人 3番目の死刑確定
科学技術省次官
2事件で有罪判決
地下鉄サリンの実行犯。担当した路線では死者が出なかった。
「死刑の方が被害者に納得してもらえる」と語っている。
自動小銃密造事件(武器等製造法違反)
地下鉄サリン事件(殺人罪)
・林泰男 5番目の死刑確定
科学技術省次官
3事件で有罪判決
ワイドショーなどでは「殺人マシン」と呼ばれた。
麻原の運転手であり地下鉄サリン実行後に逃亡。
技術者で電気工事や盗聴なども行った。
逮捕後に信仰心をなくした。
松本サリン事件(殺人幇助、殺人未遂幇助)
新宿駅青酸ガス事件(殺人、殺人未遂)
地下鉄サリン事件(殺人未遂)
・豊田亨 8番目の死刑確定
科学技術省次官
4事件で有罪判決
地下鉄サリンの実行犯で東京大学出身者の死刑判決は日本国憲法下では初。
裁判中の麻原の態度に対しては怒りを通り越してあきれる。
自動小銃密造事件(武器等製造法違反)
地下鉄サリン事件(殺人、殺人未遂)
新宿駅青酸ガス事件(殺人、殺人未遂)
東京都庁小包爆弾事件(爆発物取締罰則違反、殺人未遂罪)
・広瀬健一 7番目の死刑確定
科学技術省次官
2事件で有罪判決
早稲田大学理工学部応用物理学科を首席で卒業した世界的な科学者だった。
地下鉄サリンの実行犯。強力な洗脳状態にあったとされるが、逮捕後には麻原に対して決別を表明した。
自動小銃密造事件(武器等製造法違反)
地下鉄サリン事件(殺人、殺人未遂)
・端本悟 4番目の死刑確定
自治省のメンバー
4事件で有罪判決
麻原のボディガードで、坂本弁護士殺害と松本サリン事件の実行犯。ドラム缶で作製した手製の潜航艇の試運転で沈没し、「オウムに巡り会っていなければ…」と裁判中に語る。
坂本堤弁護士一家殺害事件(殺人罪)
サリンプラント建設事件(殺人予備罪)
松本サリン事件(殺人、殺人未遂)
江川紹子ホスゲン襲撃事件(殺人未遂)