山口智子は、老舗旅館の跡取り娘として、栃木県で誕生し高校までは地元で暮らします。
実は幼少の時に両親が離婚し、一度は母と妹と母の故郷での生活を始めますが、結局おばあちゃん子だった彼女は、祖母の事が頭から離れず、一人で祖母の家に戻ります。遠距離にも関わらず、子供ながらに一人で行動するのは本当に勇気がいります。実の母と妹と絶縁してまで祖母を選んだ彼女の心意気が、良かったのかどうかはわかりませんが、結局祖母に引き取られ育てられる事になりました。山口智子の人生の拠点は、祖母の育て方にあったと言えます。
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モデルのアルバイトをしていた短大の在学中に、女優を目指すことを決め、祖母が反対するもそれを押し切って自分の意志で仕事を開始します。
山口智子としての芸能界入りは、稼業の老舗旅館を継ぐのに強い不満を持っていた事が大きな理由とされています。その後のドラマの共演がきっかけとなり、唐沢寿明と数年の交際を経て、目出たくゴールインしました。結婚当初は、不妊治療をしていたとかしていなかったとか、色々と噂になっていましたが、数年後、また芸能活動を開始します。
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子供を産まないことを選択肢として決意した彼女の生き方には、様々な見解がありますが、人によっては賛否両論です。波乱の人生を歩んできたのも一つの理由であり、血縁関係を重要視していない、血のつながりだけが人生ではないとの感じも見受けられました。
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育ち方の環境によって苛まれた人生の歩みが、子供を得る必要性をなくしてしまったという発言のリアリティさを感じました。元々子供産むことを選択肢としていない、この発言に対しては、ショッキングな反面、何となくドラマチックな潔さが感じられました。
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親のとしての生き方を否定し、今現在の人生において後悔をしていない自分自身の在り方を 納得できる道であったと謳歌できるのは、自身の結果論としては何よりです。
現代社会において、子供を産んで一人前のような古い風潮が今なお残っている事もありますが、時代の流れとともに、新たな生き方をする女性も多くなりました。
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産まない選択をする事を一番に理解してくれたのが、夫の唐沢寿明の存在です。夫婦としての固い結びつきを何年も持ち続け、おしどり夫婦としての話題性があるのも、お互いの強い意志を尊重しているからです。
トレンディードラマで素晴らしい演技力を見せ、朝ドラやCMなどの多方面にわたる芸能活動を充実させている熱心な姿にたくさんのファンも魅了されます。