予備校講師でタレントの林修先生が、10日放送の『林修の今でしょ!講座』(テレビ朝日系)に出演。この日、番組内で新型コロナウイルスについて、専門家に質問をぶつけ、直接見解を聞くといったコーナーが設けられていました!
番組では「感染症の権威」として、感染症対策が専門の順天堂大学大学教授・堀賢氏を招き、新型コロナウイルスへの疑問にその場で回答してもらうという、緊急企画が放送されました。
新型コロナウイルスについての情報が溢れかえる現状に林先生が思わず本音をこぼす一幕もあり、番組を見ていた視聴者からは多くの反響が寄せられたようです。
連日の報道を受けて、「テレビを見てると、素人がネットで聞きかじったような情報をあーだこーだ言って、あの時間みんな無駄ですよ」「感染症の専門家の方の意見だけを聞きたい」と本音を語っていた林先生。
堀氏は、新型コロナウイルスについて「医療体制が整っている日本であれば、それほど恐れる必要はない」「感染した全ての人が肺炎になるわけではない」としながらも、「医療体制が整っていない発展途上国で流行すると、多くの方が亡くなる可能性がある」「医療インフラの違いによって、救命率に差が出る」と指摘し、詳しく解説していました。
また、基礎疾患のある人や高齢者などは重症・重篤になりやすいため、周囲がそうした人たちを感染させないように気をつける必要があると説明。
実際、厚生労働省から発表されている「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」では、重症化する割合として若年層は非常に低く、感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染が及んでいると記されています。
また、これまでにわかってきたデータによると、感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤とし、重症化した人も、約半数は回復しているとのこと。
重症化する患者も、最初は普通の風邪症状から始まっており、その段階では重症化するかどうかの区別がつきにくく、重症化する患者は、普通の風邪症状が出てから約5~7日程度で、症状が急速に悪化し、肺炎に至っているとされています。
今回、堀氏の新型コロナウイルスの解説によって「正しく恐れる」ことが大事だと学んだ共演者たちからは「ちょっと安心しました」といった声が漏れていました。
また、新型コロナ特集に対し、思わず本音をこぼした林先生については「素人の意見は無駄、専門家の意見だけ聞きたいってのまじで共感」「よくぞ仰って下さいました!」「ワイドショーますます見なくて良いな…」など、視聴者らが林先生に共感する声が相次いでいます!
デマ情報拡散によって紙製品が一時的に品薄になるなどの事態が今後起こらないように、国民一人ひとりが情報を確認しデマ情報に惑わされないようにする必要があるでしょう!