ブランド総合研究所が行った住民視点で地域の課題を明らかにする『地域版SDGs調査』。
各都道府県の住民へのアンケートによって「定住意欲度」を明らかにしたのが、この「都道府県『定住意欲度』ランキング」です。
※アンケートはインターネットにて実施。1万5925人から回答を得た(一部を除き各都道府県から約340人)。住民に対し、「今後も住み続けたいと思うか」という問いを投げかけ、「ぜひ住み続けたい」「できれば住み続けたい」「どちらでもない」「機会があれば他県に移住したい」「すぐにでも他県に移住したい」の5段階から1つを選んでもらうという調査。回答はそれぞれ100点、75点、50点、25点、0点として全回答の平均を「定住意欲度」としています。
「都道府県『定住意欲度』ランキング」
3位は大阪府、78.3点
2位は福岡県、80.6点
そして
1位は、北海道で84.2点
1位になった北海道は、60.3%が「ぜひ住み続けたい」、25.7%が「できれば住み続けたい」と答え、合計86%が住み続けたいと考えていることが分かりました。
全都道府県で「ぜひ住み続けたい」と回答した人の平均値は37.6%だったため、北海道はそれを20%以上も上回る結果となりました。
但し、世代によってその感覚には若干の違いも見られます。
北海道在住の30代、40代、50代、60代では、「ぜひ住み続けたい」と回答した人の割合はすべて全国1位で、いずれも60%前後の数値となっています。
しかし、20代に限っては「ぜひ住み続けたい」と回答した人が47.5%にとどまり、3位に沈んでいます。
その要因として、20代は都会にあこがれる人が多く、一度は北海道を出たいと思う。しかし、30代になって、家族ができたり、年を重ねたりするごとに北海道の良さに気づくのではないか…と、アンケートの分析者は語ります。
続いて、2位の福岡県においては、「ぜひ住み続けたい」が49.7%、「できれば住み続けたい」が31.6%と、こちらも8割以上が住み続けたいと答えています。
「移住したい」(「機会があれば」「すぐにでも」の合計)と答えた人は5.8%と全国で最も少なく、福岡県への帰属意識が強い人がいかに多いかがよく分かる結果となりました。
今回、福岡県や大阪府、神奈川県など大きな都市を含む都道府県が数多く上位にランクインしているなかで、異彩を放っているのが10位の宮崎県だったといいます。
一体なぜ、宮崎県は上位に食い込めたのか。
実は宮崎県、“都道府県『幸福度』ランキング”で1位になっており、幸福度が非常に高い県なのです。
このようなランキングを見ると、その土地の人柄や風習等が垣間見られます。
この他にも、“「食事がおいしい」都道府県&市町村ランキング”や“地元愛が強い都道府県ランキング”等、中々面白いランキングがあります。
皆さんも、時間のある時にこれらのランキングを見て、将来の居住先について考えてみては如何でしょうか。
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