参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡した安倍晋三元首相の国葬実施に対する抗議デモが22日午前、東京都千代田区の首相官邸前であり、集まった約400人(主催者発表)が「憲法違反の国葬反対」「閣議決定徹底弾劾」などと声を上げました。ネット上での声も見ていきましょう。
政府が安倍晋三元首相の国葬実施を閣議決定したことに対し、市民団体のメンバーらが22日、東京・永田町の首相官邸前に集まり「国葬反対」「反対世論の声を聞け」と抗議の声を上げました。
雨が降る中、400人近くが周辺の歩道に立ち「閣議決定、絶対反対」「安倍政治を美化するな」とシュプレヒコールを繰り返し拳を突き上げる様子も見られました。
抗議に集まった人々は、マイクを握「国会でしっかり議論してから行うべきだ。」「弔意を事実上強制することになり、憲法違反だ」「岸田文雄首相は政権維持のために政治利用している」などと訴え。抗議デモは護憲・反戦などを訴える複数の市民団体の呼びかけで実施されました。
安倍氏の国葬は、同じ時間帯に首相官邸で開かれた閣議で、9月27日に千代田区の日本武道館で営まれることが決まっており、その経費は全額国費で賄われるため、世間からは賛否の声があがっています。戦後、首相経験者の国葬は1967年の吉田茂氏以来2例目となります。官邸前でのデモ活動にネット上ではこんな意見が寄せられています。
「デモは自由だし問題ないと思いますが、マスコミの偏った偏向報道の在り方が問題かと思います。」
「日頃から改憲議論を行なっていないツケの一種だと思います」
「亡くなり方が壮絶だったから安倍さんという方が皆の心の中に強く残っただけで、存命中、亡くなった後も安倍さんを支持しない人は一定数いる訳だから 強制的に国葬を決めてしまう事に、与党の怖さがあるなと感じます」
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