電子決済サービス「PayPay」のアプリを悪用し、決済が完了したように見せかけて商品をだまし取ったとして、飲食店経営者の男性が逮〇されました。この事件がツイッターでトレンド入りしました。
「ペイペイ!」
この音を利用して、今回の事件は起きました。飲食店経営者の高橋拓也容疑者は過去、埼玉県三郷市内のディスカウントショップで実際には代金を支払っていないにもかかわらず、電子決済サービス「PayPay」で支払ったように見せかけ、食料品など約8200円相当をだまし取り、詐欺の疑いで逮〇されました。
「PayPay」を使って支払う際は、お客さんがスマートフォンで店のQRコードを読み取り、それから購入額を入力し「支払いボタン」を押します。すると、決まった「決済音」が鳴って支払いが完了するという仕組みなのですが、高橋容疑者は「支払いボタン」を押さず、あらかじめ用意していた「決済音」をスマホで鳴らし、支払ったかのように見せかけていました。
警察によると、店側は決済終了の画面までは確認せず、決済音で支払いを信用していました。しかし、高橋容疑者が来店するたびにその日の売上額の計算があわないことが相次いだため、警察に相談したところ、犯行が発覚しました。
高橋容疑者は警察の取り調べに対して「金に困ってやった」と容疑を認めているということで、警察は、同様の犯行を繰り返していたとみて調べを進めています。
この事件にツイッターでは、
「店側が確認を怠っていたのが悪い」
「店側の盲点……ていうか運用の仕方に無理があるような気がする」
「 PayPayのシステム自体にも穴があるんじゃねえのか?」
「店側がQRコード読み込む機械導入しないとマネするやつ絶対に出てくるよ」
「QR式の欠点だよなこれ こういう詐欺やろうと思えばできちゃうよなとは確かに思ってた」
など、店側の過失やシステムの欠陥を指摘する声が多くありました。
キャッシュバックキャンペーンなどで一気に普及された「PayPay」。新しいものが出てくれば新しい犯罪が生まれてしまうというのは残念なことです。
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