新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務(リモートワーク、テレワーク)が増えたことにより、リモハラ(リモートワークハラスメント)、テレハラ(テレワークハラスメント)が新たな社会問題として浮上しています。
テレワークを通じて相手に不快な思いをさせることを指すもので、このところ問題視されています。
そのような状況下で、ハラスメントとして浮上してきたのが「リモハラ」や「テレハラ」です。テレワーク中、部下は上司のどんな言動をハラスメントだと感じるか調査した結果、
・オンラインミーティングの際に、背景に映る部屋の様子や、服装、化粧について詮索やダメ出しをしてくる。
・仕事の名目で、必要以上に二人きりでのオンラインミーティングを求めてくる。
・集団でのオンラインミーティング中でも、ミーティングに関係のないことで個別チャットを送ってくる。
・生活音や子供がうるさいことへのダメ出し。
・Wi-Fi環境が整っていないことへのダメ出し。
などが挙げられれました。point 336 | 1
具体的にハラスメントと感じた言動を聞いたところ、「『太った?』と聞かれた」「「『普段は家でそういう服を着ているの?』と聞かれた」などの回答も多数挙がり、セクシャルハラスメントが疑われるケースもあります。
テレワークには移動時間の短縮や業務に集中できるなど多くのメリットがありますが、この働き方の変化によって生まれた新たなハラスメントもあります。
テレハラという言葉は耳慣れなくても、今回紹介した事例に心当たりがある人もいるはずです。
テレワークになることで、コミュニケーションは、より取りにくくなります。そのため、いつも以上のコミュニケーションが必要になってきます。だからこそ、コミュニケーションの取り方に、より配慮が必要になってくるのです。
NG行動を把握し、普段のやり取りにも十分注意しておきましょう。