女優の芦名星さん(享年36)が亡くなってまもなく1年。東京・新宿区の自宅マンションで、昨年9月14日早朝、芦名さんの変わり果てた姿が発見されました。遺書は残されておらず、動機は不明のままです。
当時、芦名さんは自身が出演するドラマ『あの子が生まれる…』(フジテレビオンデマンド)が配信中でした。
また、同年10月スタートの人気ドラマ『相棒 seson19』(テレビ朝日系)にもキャスティングされていました。さらに、亡くなった当日に発売された男性誌でグラビアを披露も。
仕事は順調そのものに見えましたが、芦名さんに一体何があったのでしょうか…。
故郷・福島県に住む芦名さんの遺族は誰よりも無念の思いを強くしていることでしょう。一周忌を前に、芦名さんの母が週刊誌の取材に娘の死について初めてな涙ながらに語っています。
「なんで、あんなことになったのか。それを考えると切なくてね。思い出すのもつらくて、いまだに遺影を置くこともできていないんです……」「昔から、悩みとかを口にする子ではなかったんです。元気がない姿を見せることも、ありませんでした。私たちに心配をかけないように、という思いだったのかな。ただ……春馬くんが亡くなったときは、とてもショックを受けていたんです」
芦名さんの母は今でも娘の死を受け入れることが出来ず、さぞつらい毎日を過ごしていることでしょう。
また、芦名さんの死の約2か月前に自ら命を絶った、三浦春馬さん(享年30)の名もあがっています。
2人は、2008年と2010年に放送されたドラマ『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)で共演。そこから親交を深め、クランクアップ後も頻繁に連絡を取り合う仲になり、三浦さんを弟のようにかわいがっていたようです。
芦名さんは三浦さんが亡くなる直前に、電話をもらっていたのですが、時間がなくて少ししか話せず、ずっと悔やんでいたようです。「あのとき、もうちょっと話ができていたら、状況は変わっていたんじゃないか」と思っていたのかもしれません。
三浦さんの四十九日の翌日、芦名さんはインスタグラムの“裏アカウント”に《そっちはどう? こっちはなかなか(笑)会いたい。ふつーに会いたいよ(泣き顔の絵文字)》と心境を綴っていたといいます。
芦名さんはもともと思い詰めやすい性格だったようで、撮影期間に熱心に演技論を交わすほど信頼し合っていた三浦さんを救えなかったというショックはかなり大きかったはず。
三浦さんも遺書を残しておらず、親しい周囲の人にも何も残されていなかったようです。しかし、亡くなる直前に芦名さんに電話した際、もし”サイン”を見せていたとしたら…芦名さんは自分を責めてしまったところがあったのかもしれません。
また、芦名さんは昨年4月、所属事務所との契約が給料制から歩合制になり、6月には長年連れ添ったマネジャーが異動に。当時は新型コロナの感染拡大の影響など、芦名さんの環境は目まぐるしく変化していたそうです。
そんななか、仕事や生活への不安を吐露することもあったとのこと。様々な不安、多くの心配事が重なり、最悪の事態になってしまったのかもしれません….。あらためて、芦名さん、三浦さんのご冥福をお祈りします。
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