まーごとはテレビ東京のニュース番組で毎週土曜日のお昼前後に出てくる猫のことです。
ニュース番組中に自由気ままにスタジオを歩き回ったり、ゲストが身体を撫でたりして、その姿が可愛いと話題になりました。
あまりの可愛さにまーごファンが増え、ネットでも話題になりました。
マスコット猫を見るために、わざわざニュース番組を見る人も増えてきましたので、猫のおかげで世の中の出来事に目を向けるようになられた方もいらっしゃることでしょう。
そこでまーごとはどんな猫なのかご紹介します。
ニュースに興味のない人も興味を持つように
写真:zarutoro.livedoor.biz
まーごはアメリカンショートヘアーの雄猫です。
ニュース番組内には難しそうなお話をされる政治家もゲスト出演をし、色々なお話をされるのですが、スタジオ内に猫が自由に動き回るので、小難しいお話も、愛らしい猫のおかげでほんわかと柔らかいムードになってしまうのが不思議です。
政治関係などあまり興味のない若い世代や主婦層、子供もまーご見たさに思わずニュースを見てしまうことでしょう。
これはまさに「まーごマジック」と言っても過言はありません。
ゲストに出演された政治家もスタジオ内で猫がすり寄ってくると、思わず抱きかかえてしまったり、頭を撫でたりしますので、いつもは強面の政治家もなんとなく優しそうな人に見えてしまうのも、すべてまーごのおかげでしょう。
写真:ガールズちゃんねる
まーごはゲストの政治家のお茶を勝手に飲んでしまうこともありました。
元首相の中曽根康弘氏の手元にあった湯呑に近づき、勝手にお茶を飲むハプニングが起こりましたが、その様子がとても可愛いと視聴者に受け入れられました。
田勢康弘の週刊ニュース新書は約6年半続いている番組で、ニュースの中身の大半がほぼ政治家をゲストに招いた対談であったため、対談番組を見る視聴者の大半が中高年層だと思われていましたが、まーごのおかげで幅広い世帯が見るようになったのです。また次第にアイドル的な存在になっていきました。
2014年まーご8歳で亡くなってしまいました
写真:imgur.com
週刊ニュース新書のアイドル猫でもあったまーごは2014年の10月10日に突然亡くなってしまいました。
約6年間もの間、ニュース番組のアイドル猫として活躍をしてきましたが、事務所で突然、急性心不全で亡くなってしまったのです。人間の年齢に換算すると、猫の8歳は人間の50歳に当たりますのでもう少し長生きをすることができたかもしれません。
二ユース番組で猫を起用することは前代未聞のことでした。ニュースの司会者の田勢康弘さんは、番組を依頼する際に、猫をニュース番組に出したいと番組制作者に掛け合い、猫を起用することに決めたそうです。テレビ局側は何故、ニュース番組に猫をと最初は首を傾げましたが、それほど深い理由はありませんでした。
写真:ねとらぼ – ITmedia
しかし猫を起用することによって、政治論議をテレビカメラの前で行う際に、緊張した雰囲気がまーごのおかげで打ち解けた雰囲気になることができたので、これはある意味、当たりでもあったのではないでしょうか。
ちなみにアメリカンシートヘアの猫を選んだわけは、田勢康弘さんが以前自分で飼っていた猫だったからです。
テレビ出演歴は6年間ですが、その間に小さなお子さんからお年寄りまで多くの人々の心を癒すことが出来たのではないでしょうか。
訃報は、その日の話題のニュースのランキング上位10位の中にも入っていました。
まとめ
写真:garakuta.chips.jp
週刊ニュース新書ではまーごという猫が起用されました。ニュースの大半は政治家をゲストに招き、対談を行うという難しい内容でしたが、自由にスタジオ内を動き回る猫のおかげで、おだやかなムードになりました。
難しい内容のニュース番組でしたが、動き回る猫が可愛いと話題になり多くの視聴者が番組を見るようになったのですが、まーごは突然、急性心不全で亡くなってしまいました。週刊ニュース新書は6年間続いた長寿番組ですので、多くの方がまーごに心慰められたことでしょう。