先日発生した、東京都青梅市成木の民家で住人の無職、小川和男さん(67)が頭を殴られて殺害された事件。この男性は1億円という大金を日々持ち歩き、知人たちに見せてあるいていたということから現金目当ての犯行とされていましたが、そこで新たな驚きの事実が出てきました。
今月12月20日、新たに敷地内にある母屋と隣接した建物から現金が入ったジュラルミンケースが見つかったことが、捜査関係者への取材で分かりました。発表によると、警視庁青梅署捜査本部は犯人がこうした現金を狙って事件を起こした可能性があるとみています。
さらに犯人は、現場に残された状況からこの建物には立ち入らずに逃走したとみられています。さらに新たに発見された3個のジュラルミンケースで、うち1個には帯封付きの現金の束が敷き詰められていたことが分かったのです。さらにこれだけではなく、ケースは底上げされていたほか、現金の束に同じ大きさの紙片が混じるなどしていたこともわかりました。
つまり、小川さんは以前から長いこと近隣住民や知人に対して、多額の現金を所有していると説明、「1億円が入っている」として現金入りのジュラルミンケースを見せていたとされていますが、いつからかは別として、実際は1億円ではなかったということになるのかもしれませんね。
しかし、もし小川さんが本当は一億円を持っていなくて、持っているふりをして見せびらかしていた。その結果、何者かに殺害されてしまったとなると、どうしてそんなフリをしてしまったのかと不思議に思えてしまいますね・・・。そんなことをしなければよかったのに。
しかし、家の構造が非常に複雑なことなどまだまだ分かっていない部分も多い事件ですので、まだ明らかになっていない別の真実が隠されているのかもしれません。それにしても人間同士のしがらみは、たいがいにしてお金を下に発生してしまうことが多いというのがよく分かる事件ですね。