新型コロナウイルスによる感染拡大を受けて、国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員(77)が、東京オリンピックを開催するかどうかの判断期限は5月下旬になるとの見方を示しました。
AP通信のインタビューに答えたパウンド氏。順延や開催地の変更は難しいとも指摘をしています。パウンド氏は3カ月たっても感染拡大の事態が収束していない場合は、「おそらく中止を検討するだろう」と述べました。
開催時期を秋にした場合、欧米の人気プロスポーツとシーズンが重なっており、五輪は巨額の放映権料がかかっているために、順延は現実的ではないと言えます。また、開幕まで150日を切っており、「場所を移動することは困難」との見解を話しました。
ツイッター上でも「オリンピック中止」がトレンド入りしており、コメント上ではこんな声も。
「オリンピック中止にしたら、日本潰れるぞ!」「オリンピック中止するべきだよ、危険すぎる。」「オリンピック中止になるかもって話だけど、開催したとしても複数の国が、ボイコットする確率∞」など賛否の声が多く見られました。
#オリンピック中止 とか軽々しく言う人がいるけど、日本開催でのオリンピックに出場するということに懸けてきた選手達の努力を馬鹿にしてるとしか思えない。
考えるべきは開催した上でどう防疫体制を整えるかじゃないのか?
それが出来ない時に、期間をずらす、延期する、中止は最終手段でしょADVERTISEMENT — 趣者千択 (@karetukare) February 26, 2020
しかし今回のオリンピック中止説に関して、菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、東京オリンピックを開催するかの判断は5月下旬が期限になるとの考えを、国際オリンピック委員会(IOC)のパウンド氏がインタビューに示したことについて「(東京五輪の)大会組織委員会が確認したところ、IOCの公式見解ではない。予定通り大会開催に向けて、IOCが準備を進めていることを説明しているとの回答を得た」と述べました。
菅氏はまた、3月に始まる聖火リレーについても「スケジュールなどの変更はないと聞いている」と話しています。
その中、東京歯科大の寺嶋毅教授は「3月か4月がピークかもしれませんが、5月終息はむずかしい」と話しました。そうするとやはり、東京オリンピック中止が現実味をおびてきます。
そして、今回インタビューに応えた国際オリンピック委員会(IOC)のパウンド氏は委員を13年やっている最古参だそうで、そんな方の発言なら余計に信ぴょう性がありますよね。
実際、新型コロナウイルスは来年まで続く可能性もでています。そんな今の状況化で開催するかしないかを考えるのはかなり難しい・・・。今後の東京オリンピックへの対応がどうなっていくのかはかなり大事になってきますね。皆さんはオリンピック開催にあたって、今回の中止説はどう考がえられますか?