1980年代に、俳優として主にドラマで活躍した沖田浩之さんは、残念ながら1999年に自殺をし亡くなりました。まだ36歳という若さでの自殺に世間は驚き、そして多くのファンが悲しみました。果たして、この自殺の真相はなんだったのでしょうか。
■仕事が激減していた
自殺の原因については、分かっておりません。遺書は残されておらず、また自殺をほのめかすような発言を誰も聞いてはいないからです。奥さんである千代子さんと二人の子供に恵まれており、傍目から見ると順風満帆な人生を送っているように見えました。
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ただ、80年代に比べると、俳優としての仕事は激減していたため、そのことが原因で悩んで自殺したという見解があります。自殺する前日は、俳優の津川雅彦さんと共に舞台の稽古をしておりましたが、その際も特に自殺するそぶりなどは見せなかったそうです。ただ、津川さんはコメントで「とても繊細な男だし、役者としても期待したほどは成長していなかった。役者としての戦いに敗れたのではないか」と語っていることから、仕事に対しての悩みだったのではないかと述べております。
また、『3年B組金八先生』で共演した武田鉄也さんも、告別式にて「いままで格好いい生き方してきた彼には辛かったのかもしれない」と述べ、仕事が減っている現状に悩んでの自殺なのではないかと語っております。point 372 | 1
■家族には自殺した人が多い
沖田浩之は、実はご家族に自殺されたことが多くいらっしゃいます。弁護士である祖父は、担当した事件のからみで、正当性を主張するために自殺しました。お父様は、会社の社長でしたが、沖田浩之さんのお兄さんに会社の経営を任せたところ失敗し、多額の借金を背負ってしまいました。1996年に、自分の生命保険で借金を返してほしいと、自殺してしまったのです。その翌年には、沖田浩之さんのお母様が、ガンで亡くなりました。自殺ではないものの、立て続けに両親が亡くなり、沖田浩之さんは父が死亡した時によりもショックだったと語っております。point 319 | 1
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そして、1999年には沖田浩之さん自身が自殺しております。生前、保険金のことでお兄様と揉め、言い争っていたようです。最初は兄が自殺をほのめかしたのですが、沖田浩之さんは、兄だけには自殺してほしくないと願ったようです。それが、沖田浩之さん自身が自殺を選んだかは定かではありません。ただ、残念ながらそのお兄様も、2002年に自殺してしまいました。
ここまで自殺が多い家族も珍しいです。そして自殺された人すべてが、首つり自殺を選んでおります。point 267 | 1
■まとめ
遺言がないことから、自殺の真相は闇の中です。ただ、家族の方のお金のトラブルや、ご両親の死などもあり、絶望的な気持ちになったのではないでしょうか。