三ちゃん
すでに放送終了しているめちゃイケだが、とても人気のある番組でした。ナインティナインをはじめとするたくさんの芸人や俳優がレギュラーとして活躍し、また、途中からは新たに新メンバーも加えてより賑やかに番組になっていました。その新メンバーの中に、素人っぽいキャラで人気だった「めちゃイケ」専用芸人・三中元克という人物がいました。
三中さんは2010年秋の公開オーディションで「唯一の素人」としてレギュラーメンバー入りを果たしました。以来5年半にわたって「めちゃイケ」で活躍してきましたが、長年の夢だったお笑い芸人を本気で目指すことを決意し、高校時代の同級生とお笑いコンビ「サンプライズ」を結成しました。そして、最終的に、よしもとクリエイティブ・エージェンシーと契約したというのです。
それだけにお笑い芸人としての未熟さや心構えの甘さを指摘され、番組内でも修業の一環として「みちのくプロレス」へ武者修行に出されたり、ネタを視聴者投票で採点させるなど、中々シビアな扱われ方をされました。
投票結果ではなかった?
三中さんは、結局、視聴者投票で「不合格」となり番組を降板することになったのですが、実はそれは表向きの理由で、三中の性格の悪さから事実上のクビだったともっぱらの噂になっているのをご存知でしょうか。「あくまでも噂」と思ってしまいそうですが、あるラジオ番組で、ナインティナインの岡村さんが三中さんについて話したことにより信憑性が高まったようです。
ラジオ番組で岡村さんは「このままずっと『めちゃイケ』におってもね、正直ろくな人間にならなかったと思うんですね」と切り出すと、「ずっといろんな人が「しっかりやらなあかんよ」ということを言ってきたんですけど、なかなか伝わらなくて。三中の根っこにある悪い部分が4~5年でチラホラ見え始めて。それをうまいこと、めちゃイケ(の編集)では切ってきて、「可愛らしい三中」を見せてきたんですけども、段々それもできんようになってきた」と打ち明けました。
岡村さんのこの話に対し、ネット上には「イジメみたい」「残酷」との声も上がっていましたが、他にも納得せざるおえないようなエピソードがあるのです。
横柄な態度
岡村さん曰く「三中は素人代表でありながら、自分より後から入ったADには顎でこき使うかのような上からの態度に出る」との事。三中さんは、他のスタッフにも同じような態度のようで、以前「めちゃイケ」で縄跳び企画を行った際、三中さんの靴ひもがほどけてしまいました。するとAP(アシスタント・プロデューサー)が駆けつけ、それを結び始めたそうです。岡村さんが「それ、何してんの?」と尋ねても、三中さんはしんどそうに息をきらすのみで答えません。そこでAPに聞いてみると「三中、結べないんですよ靴ひも」という驚きの答えが返ってきたというのです。
実は三中さん、自分で靴ひもを結んだことがなく、店員にベストな長さで結んでもらってから購入しているとの事。大の大人が仕事現場で人に靴ひもを結んでもらっている光景はそれだけで異様だが、三中さんはスタッフにお礼も言わないまま。その光景を見た岡村さんは見かねて「靴ひも結んでもうてんやから、せめてありがとうざいますと。どんだけしんどかっても『ありがとうございます』って言わなアカンで」と注意したと言います。
根性、覚悟が足りない
5年半のレギュラー出演の間に、プロレス修行もありました。しかし、プロレスラーを目指す企画に挑戦するも、指導に耐えきれず2度も逃げ出してしまった三中さん。岡村さん曰く、それ以外にも「色々あった」そうですが、番組では「うまいこと可愛らしい三中」のイメージを保ち続けるようやってきたと言います。番組側が三中を庇ったことが裏目に出てしまいました。その結果、先のオーディションを実施するに至ったというわけです。
今後は…
三中さんのダークなエピソードに対してネット上では「お笑い芸人のセンスがない、素人に戻った方が良い」「あの視聴者投票、ヤラセと思ったら本当に不合格だったのでびっくりした。」「新喜劇で小藪に鍛え直してもらったら?」「プロレス修行を逃げ出したのはしょうがない」と色々な意見が上がっています。
めちゃイケ降板以降、テレビで見かけなくなった三中さん。しかし、今現在の三中さんはと言いいますと、大阪の吉本系列の小劇場で、お笑い修業中だそうです。辞めたわけではなく芸人として修行をしているという事なので、またいつかテレビで見られる日が来るかもしれませんね。