ロックシンガーの大黒摩季(49)が今年4月に離婚していたことが分かりました。
2003年、同い年の一般男性と入籍。
元ご主人とは、友達がセッティングした合コンで知り合い、初めて会った時には、元ご主人は大黒さんのことを知らず、「アーティスト?画家ですか?」と、聞いてきたそう。
その後、1年の交際を経て結婚。元ご主人は坂口憲二さん似のイケメンだったとのことです。
入籍後は、入籍する前に発覚した子宮疾患が深刻化。歌手活動を休止して病気と不妊治療に専念したのが9年前。左卵巣嚢腫(のうしゅ)などさまざまな病気を併発。急性腸炎や腹膜炎などにも悩まされ、受精卵を凍結保存した上での子宮全摘手術にも臨むなど、壮絶な闘病生活だったといいます。
「不妊治療すれば病気が悪くなり、病気を治せば不妊治療の当たりが悪くなる。その負のスパイラルの中で0.1%の望みにかけたけどダメだった。最後の卵がなくなったのが一昨年の9月。何回泣いたか分からない。生まれて初めて絶望した。それまでは仕事なんかでも少々の挫折は盛り返せたし、頑張れば結果に結びついたけど、こればっかりは私自身の体の問題でもう限界だった」
脳疾患で体が不自由になった母親が、がんも患い、その介護もしながらの生活。離婚を切り出したのは大黒さんの方からだったといいます。
「彼も明るく(子供を)諦めたつもりになってくれているんだけど、それが私には刺さって。お友達の家族と遊んでいる時にその子供を抱っこしている表情を見て“この人こういう顔するんだなあ”って…。私は一生、この罪の意識と生きていくのかと。そうなるといつか小憎らしいことを言うようになっちゃって、そんな醜態さらして生きていきたくはないと思うようになったの」と語ります。
しかし、彼女は夫への感謝も大きかったといいます。「彼はいい人だし、大好きだから幸せになってほしいって心底思うようになって。自分の中でいろんなものが削ぎ落とされたら、痛みから解放されて、変な闇が来なくなったの。本来の明るくポジティブな私が取り戻せてきて“私が好きな私”がよみがえってきた。2人でいながら罪の意識を抱えて生きていくより、彼の幸せを応援する方が楽だと思ったの。彼も説得するうちに受け止めてくれて、新しい恋をしようねって離婚に合意したのが昨年の初めだった」
離婚届に署名はしたのですが、提出したのは今年4月22日。「私がツアーでうっかり出し忘れた間に彼に新しい人ができて妊娠の話を聞いて。これは届け出したら騒がれるから妊娠不安定になって流産したら大変だし、自分は流産経験者だけにこれは大事にせねばと思い、彼らの生活が落ち着いたのを見計らって出したの。彼らの幸せを守りたかった。私は産めなかったけど、彼にあげたかった最大のプレゼントがそこだったから」
「彼の幸せを応援する人生を選んだ」。その言葉通り、元夫は再婚し、無事に子供も生まれたといいます。
大みそかで50歳を迎えるのを目前にした離婚の公表。
どうして、彼女がこのタイミングで離婚を発表したのかというと、
「自分から離婚発表するのも変だし、でもこのまま公表しないでいると、ただでさえ大黒摩季に寄ってくる男がいないのに、不倫となったら絶対誰も来ないままだから!」と大笑いで理由を明かしました。
離婚届け提出翌日に購入したという、クロムハーツの指輪。
「私、ロックと再婚したから。これからは恋もブイブイしますよ。苦しかった時の経験を生かした“闇曲”が湧き出ているので、60歳まで肉食系ヤミ子として爆走します!」と非常に前向きなコメントを発しています。