『とくダネ!』(フジテレビ系)では、9日の放送内で新型コロナウイルスの影響を鑑みて、神奈川県横浜市など、来年1月の成人式の中止を決定した自治体が出てきていることを報道しました。また成人式について様々な意見が上がる中、「尾木ママ」こと教育評論家・尾木直樹さんのコメントに、多くの反響が寄せられています!
自治体によって対応も様々で、来年1月の成人式の対応については、まだ「検討中」としている自治体が多いようです。
横浜市のように中止が決定した地域では、「振り袖のレンタル代や着付け、メイク代がキャンセルできず、数十万円が返金されない」といった状況も紹介されていました。
成人式の中止には、来年新成人となる人々からは悲しみの声が相次いでいるようですが、番組MCの小倉智昭さんは「なんで成人式が人生の一大イベントになるの? 僕なんか、これ意味ないと思う、やんなくていいと思うんだけど」などとし、社会学者の古市憲寿さんは、「成人式だけが晴れ舞台なわけではない」とコメント。
そんななか、尾木さんは、成人式での講演の依頼が多数寄せられるといい、「依頼はすべて断っている」と明かしていました。
その理由は、「誰も聞いていないから」。成人式の仕事は講演料も良いそうですが、尾木さんは「本当に話を伝えようと思ったら、受ける人はいないと思う。それより、アーティストの歌を聴いたほうがずっといい」と話しています。
法政大学名誉教授である尾木さんは、学生たちと接してきた中で成人式を人生の晴れ舞台という感覚でいる子が多いと話し、「ふわふわしたアレを付けたがるのよ」と笑いを誘っていました。
また新成人にとって‟成人式”とは小学校、中学校時代の友達と会って、ワイワイと楽しく盛り上がって、映える写真を撮ったりすることが醍醐味であり、大切なことであると主張。
成人式について、スタジオではやや否定的な意見も上がったなか、尾木さんは「いま、大学なんかも全部シャットアウトして、入学式も卒業式も全部イベントがなくなっちゃって。今年は横浜も、分散型で4回、5回に分けて、ぜひやってあげてほしいというのが僕の立場です」と訴えました。
尾木さんの発言には、視聴者からも多くの反響が集まり、尾木さんの考えに共感する声が目立っています!
「尾木ママいなかったら成人式で必死に準備してきた人をただディスる場になってたと思う」
「成人式の件、尾木ママと意見が一致」
「さすが尾木ママ」
コロナの感染症対策ももちろん重要ですが、中には「成人式をやってあげてほしい」と祈るような声もあがっています。
現在「検討中」としている自治体の今後の発表も注目されますが、是非良い方法で実施出来ることを祈りたいものです!