元フィギュアスケート男子の五輪代表である織田信成が、関西大学のアイススケート部で限度を超えるハラスメント被害を受けたとして同大の濱田美栄コーチに民事訴訟を提訴したことが明らかになりました。織田信成が主張する嫌がらせ被害があまりにも限度を超えているとして、つらい思いをしていたことを明かしています。
織田信成プロフィール
本名: 織田信成
生年月日: 1987年3月25日
出身地: 大阪府
身長: 164cm
織田信成がハラスメント被害で女性コーチを提訴!
織田信成が関西大学の濱田美栄コーチからハラスメント被害を受けたとして、民事訴訟を提訴した今回の件。織田信成は2017年に同大学のスケート部の監督に就任したものの、今年の9月に退任が発表されました。当時、大学側はその理由について「他の活動が多忙で、監督業との両立が難しくなったのが理由と聞いている」と明かしていました。
しかし、これに対し織田信成は、9月下旬、自身のブログにて反論。「多忙を理由に監督を辞任したわけではなく、また関西大学との話し合いの場で『多忙で監督として十分な時間が取れない』とは一言も話していない」と綴っています。その上で、辞任した本当の理由として「リンク内で嫌がらせやモラハラ行為があった」「辞任するまでの3ヶ月間リンクに行く事が出来なくなった事とそれに対する関西大学の対応が誠意あるものに思えなかったため」と明かしています。
女性コーチからのハラスメント行為とは?
織田信成は週刊誌の取材にて濱田コーチからのハラスメント行為について言及。その発端は監督就任直後の出来事。関西大学のスケートリンクには安全確保のため「1人のコーチがリンクで同時に指導できるのは3人まで」とのルールが設けられていました。しかし「濱田チーム」のサブコーチが5人以上の選手をリンクで滑らせていたのを織田信成が注意したことから、嫌がらせ行為が始まったとしています。
無視は日常茶飯事で陰口も?
濱田コーチは、織田信成とスケート場ですれ違う際、あからさまに無視をしたり、他のコーチとのヒソヒソ話、さらには「織田君は監督になってエラそうになった」「監督の権力でスケート部の伝統を変えようとしている」といった根拠のない噂を流されたこともあったそうです。
練習時間の変更をしたことで女性コーチがイラつく?
さらに、決定的な亀裂が入ったのは今年の1月で、スケート部の一部の部員が成績が低迷していることが見られたことから、これを心配した織田信成が勉強時間を確保するため練習時間の変更を提案したそうです。これには当初、濱田コーチも承諾したようですが、3月から実際に時間が変更されると、態度が一変したそうです。濱田コーチがイラつくようになり「この練習時間は評判が悪い!」「これじゃ、子どもたちの練習ができない!」と怒鳴り散らしては、挨拶も無視され、これまで以上に陰口を叩かれたといいます。
心労がひどくなりうつ状態にまで?
このような濱田コーチの度重なるハラスメント行為に、心労がたたってしまった織田信成は、6月に入ると耳鳴りがやまず、めまいや吐き気に襲われ、リンクに行きたくない”と思うようになったようです。それから3ヶ月間は一度もリンクに足を運ぶことができなくなったといいます。さらに、濱田コーチはその間にも「織田君が私を辞めさせようとしている」というデマを広めたといいます。
大学側はこの件について否定している?
織田信成のこのような主張に、大学側は反論。「指導方法をめぐって同部内で意見の相違があったことは認識しています」「7月1日に学長に対して所属事務所、弁護士が同席のもと、指導方法等に関する強い要望が行われた」というのは認めたものの「時間をかけて複数の関係者に対してヒアリングを行ってまいりましたが、総合的にみてその要望を受け入れることは妥当ではないと判断」したといいます。
さらに、織田信成はこうした状況を知ってもらうため、7月1日に弁護士を伴って学長と話し合いの場を設け、涙ながらに訴えたものの、学長は「そういうことなら喧嘩両成敗。2人とも辞めてもらうことになると思う」と織田信成に伝えたようで、その後に濱田コーチにもヒアリングをしたそうですが、2ヶ月経っても何の報告も無かったことから、織田信成はかなり傷ついたといいます。
まとめ
このように、織田信成の主張が本当であれば、濱田コーチの行為はかなり悪質で許されないものですが、裁判所はどのような判決を下すのか今から注目されています。織田信成が心身ともに支障をきたしたことを明かしていることから、濱田コーチには何かしらの罰が与えられそうですが、スポーツというのは実力だけではやっていけない世界なのかもしれませんね。