「二人の赤ちゃんのうちに一人だけ選ぶなんて、一生、自分を許すことができないと思います」
病気の双子の姉妹に何もしてあげることができない母親は、ただ無能な自分を責めるしかありませんでした。
そんなお母さんには、双子の中の一人だけを生かすことができるという選択をしなければならない状況に置かれました。
過酷な運命の前で、お母さんは絶対にどっちかを選ぶことなんてできないと切実に訴えました。
先月15日(現地時間)、ebcニュース、イギリス日刊デイリーメールなど多数のメディアが、難しい都合のために病気の双子の治療費を払えられないお母さんの切ない話を伝えました。
中国の大連市に住む11ヶ月のマユ(Ma Yu)とマルイ(Ma Rui)は姉妹で、6ヶ月前に急性リンパ性白血病(lymphoblastic leukaemia)を診断されました。
まだ幼い双子にこんなに恐ろしい病気が降りかかってくるとは、あまりにも突然過ぎでした。
ある日、妹のマルイが高熱を出し始め、医師は子供に白血病の判定を下しました。残念ながら、しばらくしてから、姉のマユにも妹と同じ症状が見られました。
青天の霹靂のようなニュースに母親ソン・リカ(Song Lihua)と夫は大きく挫折しました。
しかし、双子の家族に訪れた不幸は、ここで終わりではありませんでした。
医師は、二人の子供を生かすためには、60万元(約1千万円)という大金が必要だと説明しました。
ソン夫婦は急いで家を売って、30万元(500万円)を集めたが、まだ治療費の半分が不足している状況です。
既に治療費に使ったお金もものすごい額であり、夫婦が払えられるお金はほとんど底を表わしたのです。
崖っぷちに追い込まれた夫婦は苦しむ双子の姉妹を生かすために、どっちかを選ばなければならないという、悲劇的な状況にまで追い込まれました。
最後まで赤ちゃんを諦めることができなかったソン夫婦は現在、募金サイトを開設して救いの手を待っています。
お母さんのソン・リカは、「一部の人々は双子の一人を諦めるのが正しいと言う」、「しかし、私たちは絶対に一人だけを選ぶなんてできない」と述べました。
また、「私たちの家族を助けてくれたら、何があっても両方の赤ちゃんを生かす!」と念を押しました。
現在、ソン家族は不足している治療費のために30万元を目標にして、募金を進行していることが分かりました。