新潟県は21日、今回の記録的な大雪による被害状況を発表しました。新たに3人の死亡が確認され、大雪関連の死者は計5人となっています。
大雪の影響で停電が続いている柏崎市では20日、車の中で暖をとっていた女性(27)が死亡しているのが見つかりました。自宅の前に止めた車のマフラーが雪で埋まり、一酸化炭素中毒になったとみられています。別の市でも同じような事故が起こっており、自宅近くに止めた車の中でぐったりしている男性(75)も死亡が確認されました。近所の人が見つけた際、エンジンはかかっておらず、車周辺に雪が積もっていたそうです。
90歳代女性が自宅前で雪に埋もれて倒れているのを家族が発見し、死亡が確認されました。死因は明らかになっていませんが、近くに除雪用スコップがあったとのことです。
また、屋根の雪下ろしをしていた男性(85)が自宅外で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。70代の男性は除雪機で右手の指2本を切断するなど、重軽傷を負っています。
大雪による停電も発生しています。東北電力ネットワークのウェブサイトによると、21日午後10時30分時点の情報で、新潟県内で計約4,800戸が停電。東北電力ネットワーク新潟支社によると、積雪で木が倒れたことによる配電線の断線などが停電の原因とみられるということです。寒い中で電気もなく過ごしている住民のためにも、早い復旧を願います。
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