日本大学医学部付属板橋病院の建設工事をめぐる事件で、7日、東京地検特捜部は、日本大学に2億2000万円の損害を与えたとして、日大理事の井ノ口忠男容疑者と大阪市の医療法人『錦秀会』前理事長の籔本雅巳容疑者を逮捕しました。

 

 

逮捕容疑が出たのは、昨年2月中旬ごろになります。

板橋病院の建て替え工事の際、企画や提案が都内の設計会社が1位になるよう評価点を偽装した模様です。

 

 

設計会社を業者に選定させ、同社取締役に着手金約7億3000万円のうち2億2000万円を籔本容疑者が全株式を持つコンサルタント会社に送るよう指示し、日大に損害を与えた疑いがあります。

 

 

井ノ口容疑者は「知らない」と容疑を否定していますが、コンサル会社にお金が送金された後、『錦秀会』のグループ会社から複数の会社を通じて数千万円を受け取った疑いがあるといいます。

 

 

この事件で、もう一つ注目すべきなのは、逮捕された籔本容疑者が安倍元首相の長年の友人である“アベ友”だったということです。

 

 

安倍さんが首相だった時、別荘のある山梨県河口湖のゴルフ場『富士桜カントリー倶楽部』では籔本容疑者が同行しました。

他にも2人の仲睦まじい写真も拡散されていて、安倍さんは籔本容疑者を「籔ちゃん」と呼ぶほどの仲の良さだといいます。

 

 

ネット上では早速、安倍さんの新たな疑惑が浮上したとして「モリカケ・桜の次は日大か」「この人の周りは、怪しい人が多いな」と大騒ぎです。

 

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