去る6月5日、氷川きよしさんが 14年ぶりに『ミュージック ステーション』(テレビ朝日系)に 出演しました。イギリスのロックバンド『Queen』の『ボヘミアン・ラプソディ』カバーを披露しましたが、視聴者は日本語訳の歌詞に 騒然としてしまったようで ツッコミの声が相次いでいるようだというのですが…。
クイーン側の認可を受けた初の正式日本語バージョン⁉
氷川さんは 昨年のクリスマスコンサートで同曲を初披露し、今年2月の『うたコン』(NHK)ではテレビ初披露、3月には YouTubeでコンサートの歌唱シーンを公開しているといいます。
まさかの日本語かよ!うたコン、氷川きよしのQUEENボヘミアンラプソディー。しかもPV再現したかのいうなこの画面構成。ちょっと笑っちまった。 pic.twitter.com/WX17mFDkOU
— kou (@kou335) February 4, 2020
ADVERTISEMENT
日本に洋楽ポップスを広めた先駆者・湯川れい子氏が、訳詞を担当したのだといいますが…。コンサートでは「私が原曲に忠実に訳詩して、それをイギリスに送り、クイーン側から正式に日本語で歌う許可が下りて今日の発表となった」と手紙で観客に伝えていました。
今夜は昨日今日と合計4ステージあった国際フォーラム・ホールAで行われた氷川きよしさんの「きよしこの夜」で、初めて「ボヘミアン・ラプソディ」を聴かせて貰いました。寒気がするほど素晴らしい表現力で、思わず「こんな難しい歌を、よくぞ歌ってくれた❣️」と感動。涙がこぼれました。ありがとう? pic.twitter.com/4fDbAzKVql
ADVERTISEMENT — 湯川れい子 (@yukawareiko) December 12, 2019
「フレディ・マーキュリーの思いを感じながら日本語で伝えたいなと思って、湯川先生に訳詩をお願いしました」と 氷川さん自身も語っており、なかなか思い入れの強い楽曲であるようです。「日本語でこの素晴らしい作品を伝えたいと思って翻訳していただきました」と、この日の「Mステ」でも 思いの丈を伝え、準備万端でのパフォーマンスとなったようでした。
「日本語直訳ロックで笑った!」「意訳という概念どこいったwww」
しかし、この日本語詞の歌い出しはというと…
「ママー 殺しちゃった 銃口向けたら男は死んだ」と、原語版を直訳したようなもの。メロディーにはきちんと合っているものの、どこかクセの強い詞になってしまっているようなのです。
その後も歌詞は、「ママ oh 悲しまないで もし僕が帰らなくても」「小さなシルエット男の影が」「どうぞ自由に逃してくれ」など、直訳したようなストレートな表現のオンパレードに…。パフォーマンスこそ素晴らしかったものの、ツッコまずにはいられない文章表現が並んでいたという。
演歌仕込みのコブシからロック特有のシャウトまで、その歌唱力は圧巻という他なかった氷川さん。しかしこの歌詞に関しては、ネット上でも…
《ださ過ぎワロタ》
《日本語直訳ロックで笑った!笑》
《何なんこれ、すごいうまいけど笑っちゃう笑》
《何でも日本語訳しちゃダメだ、と強く思ったのでした》
《日本語カバーが直訳過ぎて無理www 意訳という概念どこいったwww》
《氷川きよしの、クイーンのボヘミアンラプソディ、なんかめちゃくちゃ笑た》
《氷川きよしのボヘミアン・ラプソディは下手なお笑い番組より笑えるwww》
《はっきり言ってひどかった 「殺しちゃったよ」はないな この人は英語で歌えるだろうになぜ日本語にしたのか謎》point 292 | 1
等など、笑いやツッコミの声が 次々と上がっていったのでした。
しかし、英国の伝説的ロックバンド・クイーンと独自のパイプを持つ湯川氏の直訳であり、クイーン側の認可を受けた初の正式な日本語バージョンということもあって、そこに誇りを感じるファンも多くいることとは思われます。
また、もともとは 演歌歌手と 若者向けのジャンルでないためか、今回を含めても 3回しか「Mステ」に出演していない 氷川さん。今回の反響を契機に、今後は 新たなジャンルへの挑戦として 頻繁に出演してほしいものです。point 232 | 1